心房細動 ゴルフはやってもいいか 運動の安全性と注意点についてまとめています。これまでゴルフを趣味にしてきた人にとってゴルフができなくなってしまうのは、とても悲しいです。また、付き合いでゴルフがとても大切な人もいるでしょう。心房細動の方がゴルフをすることは、基本的に問題ないとされていますが、いくつかの注意点と運動の安全性について知っておく必要があります。
心房細動 ゴルフはやってもいいか
心房細動の方がゴルフをすることは、基本的に問題ないとされていますが、いくつかの注意点と運動の安全性について知っておく必要があります。
ゴルフの運動強度と心房細動
ゴルフは、心臓に過度な負担をかけにくい軽度から中等度の有酸素運動と見なされます。
- 低い運動強度: ゴルフは激しい競技スポーツと違い、心拍数を急激に上げる場面が少なく、心臓への負荷が比較的低い運動です。ウォーキングに近い要素が多く含まれます。
- ストレス軽減: 趣味として楽しむゴルフは、精神的なストレスの軽減につながり、心房細動の発生を抑制する効果が期待できる場合もあります。
心房細動の方がゴルフをする際の注意点
心房細動のコントロールが安定しているかどうかによって、注意点が異なります。
1. 主治医への相談は必須
ゴルフを始める前、または再開する前には、必ず主治医（循環器内科医）の許可を得てください。病状、服用している薬（特に抗凝固薬）、心拍数のコントロール状況に基づき、適切なアドバイスがもらえます。
2. 脱水症状の予防
- 水分補給: 特に暑い日や長時間プレイする場合は、脱水が不整脈（心房細動）のトリガーになることがあるため、こまめな水分補給を徹底してください。
- 電解質: 発汗量が多い場合は、水だけでなくスポーツドリンクなどで電解質も補給すると良いでしょう。
3. 無理のないペースでのプレイ
- カートの利用: 体力に不安がある場合や、暑さ・寒さが厳しい日は、カートを利用して移動の負担を減らしましょう。
- 休憩の確保: 疲労が不整脈を誘発することがあります。無理せず休憩を取りながら、ゆったりとしたペースで楽しんでください。
4. 運動強度の管理
- 息切れの確認: スイングや移動の際、強い息切れや胸部の不快感を感じた場合は、すぐに休憩するか、プレイを中止し、必要に応じて医療機関に連絡してください。
- 熱中しすぎない: 勝敗に熱中しすぎて過度な興奮やストレスを感じると、不整脈につながる可能性があるため、リラックスして楽しむことを優先してください。
服用薬に関する注意（抗凝固薬）
血液をサラサラにする抗凝固薬（ワーファリン、DOACなど）を服用している場合、怪我をした際に出血が止まりにくくなります。
- 転倒・怪我の防止: 足場の悪い場所でのプレイには特に注意し、転倒や怪我をしないよう心がけてください。
- 日焼け対策: 抗凝固薬の中には、日光に敏感になるものもあります。夏のゴルフでは適切な日焼け対策を行いましょう。
医師の指示に従い、体調と相談しながら安全にゴルフを楽しんでください。
