体の細胞が元気になるためには

日本人に合った生き方がある

「生きる力」というのは、予期せぬ出来事や突然の危機的状況に対応する能力のことをいいます。ですので、毎日が同じことのくり返しであったり、何も悩みがないと、「生きる力が弱くなる」ということがいえるでしょう。

たしかに、あまりにも過酷な状況というのは心身を破綻に導きますが、人間はやはりある程度は今よりも高いところにハードルを設定して、それをクリアすることで自分を満足させて生きていくべきだと思います。特に、やる気のある人というのは、いつも自分をぎりぎりのところまで追い込んでいるものです。

「もう少し頑張れる」「あと少し頑張れば認められる」と。やはり日本人のような勤勉な民族というのは、身体を壊さない程度に、自分の能力を出し切るところに目標を置いて力一杯生きることが、生きる力を養いながら力強く生きていく方法だと思います。

四季折々がある日本の場合、昔から、作物が実る季節に合わせて、さまざまな準備をしたり、そのために不測の事態まで考えて、計画を立てて暮らしてきました。

むしろ、農業国の日本という国の環境因子を考えると、こういう勤勉さがないと生き延びられなかったと言ってもいいかもしれません。

まさしく「生きる力」を存分に発揮して、天災や動乱などの有事に備えて暮らしてきたのです。ところが、南方へ行けば事情は違ってきます。

いつでもバナナやパパイヤが実っていて、食べたいときに食べ放題!となつてくると、なかなか勤勉さが根付きません。むしろ踊ったり、歌ったりにエネルギーを使って発散するため、生きる力も育まれず、危機的な状況にさらされたとき、なかなか対応できません。

逆に、日本よりもっと寒い北へ向かうと、肉や乳製品を手に入れなくてはならないので、荒々しさや競争社会が際立って、日本とは違った闘争心の世界へと入っていくわけです。

つまり温帯と熱帯、さらに寒冷地では、人間の生き方そのものが変わってきますし、そこで培われる「生きる力」にも大きな違いが生まれてくるのです。

こういうことはスポーツの世界が非常に象徴的であり、韓国や北朝鮮の人々は非常に闘争心が強いいっぼう、日本人は闘争心よりも組織力や正確さ、律儀な面を強調して勝負に挑もうとするわけです。

不測の事態が起こっても決して慌てずに、あらかじめシミュレーションした通りのプレーができれば必ず勝てるはずだというのが、これまでの日本人の論理でした。

体質は変えられる

ところが、現代の社会というのは思い通りにいかないことの方が多く、事前のシミュレーションはほとんど役に立たなくなっています。

今の社会では、勤勉さや律儀であること以上に、競争を乗り切る「生きる力」が求められます。特に家庭を支える男性の場合は、日々の暮らしを安定させる努力に加えて、さまざまな社会的危機を乗り越える「体力」というものが不可欠のものとなってきました。

いわば、健康こそが有事のときに力を発揮できる条件、という考え方に変わりつつあります。では、もともと身体の弱い人はどうすればいいのか。特に今の子供たちは大事きやしやに育てられているので身体の弱い子供が多く、華奢で線も細く、性格も優しい。

こういう子供たちは、大人になって有事に遭ったときに乗り越えるだけの力を、身につけられるのでしょうか。これはもう、体質改善しかないのです。
そしてもっとも手っ取り早い方法は、身体を鍛えることです。必要以上に過酷な筋肉トレーニングなどでなくとも、縄跳びやランニングで結構です。空手の練習でもいいでしょう。

そうやって毎日身体を鍛えていれば、筋肉というのはすぐに反応してきます。1ヶ月もすれば見違えるほどに身体つきが変わってくるのではないでしょうか。

そしていつの間にか風邪もひきにくくなり、体型や体質が変わることで、最終的には性格も変わってきます。健康は、有事に自分の持てる最高の力を発揮しきるためにあるのです。

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インフォームドコンセントと医学の関係性

もともとは2つの意味があった

医者が患者さんに対して、受ける手術や治療の内容、そのやり方、そしてその必要性や危険性、またそれらにかかる費用などについて、分かりやすく説明したうえで、治療に同意を得ることを「インフォームドコンセント」といいます。

このインフォームドコンセントは、ここ数年ほどで日本の医療界において盛んに言われ始めたものですが、その歴史をたどれば、もともとは2つの意味がありました。

1つは、医療過誤裁判において、医者に説明義務があることを認めさせるための法律上の概念です。そしてもう1つは、人体実験における被験者の同意を取り付けるうえでの考え方です。

この考え方が広まったのは、1970年代のアメリカの医療界においてのこと20です。医者と患者の間に食い違いがなく治療が行なわれるよう、また治療中になんらかのトラブルが起きたさい、あくまでも「同意の上」を強調し、訴訟時における医者の自己防衛をするためという意味がありました。

こうした考え方は1990年ころに日本にも持ち込まれ、治療に対する「説明と同意」の徹底がいわれ始めました。特に「ガンの告知と治療」については、このインフォームドコンセントの考え方が、多くの医療現場で普及され始めています。

さて、このインフォームドコンセントについてはたくさんの解釈があるかもしれませんが、医者が患者さんとコミュニケーションをとり、前向きな治療をする手段としてあるものならば良いのではないかと思います。

つまり、日本においてインフォームドコンセントが導入され、ガンの告知をするさいに、患者さんに説明をするというのは、本来「大丈夫です。頑張りましょう」と励ます意味が込められているべきであったはずだからです。

ところが現在、日本で行なわれているインフォームドコンセントは、アメリカかくみので生まれた背景同様、医者の隠れ蓑になつているような気がしてなりません。つまり、万が一の場合の訴訟に備えての同意書ということです。「最悪の結果になっても、同意を得ているわけだから、医者は訴えられない」、医者のプライドを忘れたかのように使われているのが、今の医療の現状です。

「同意書」がさらに心を傷つける

インフォームドコンセントの同意書に書かれている内容というのは、非常に不愉快なものです。その内容を読んで、快くサインをしようと思う人は1人としていないでしょう。

むしろ自分が侵された病魔に脅かされ、「自分はこんなにひどい状態なのか…」と暗い気持ちになることは間違いありません。

大変なストレスを抱え込むこととなり、そのストレスが痛の進行に拍車をかけることになる、これはもう最悪の循環です。こういうことは、医者自身の倫理観のなさに基づくものではありません。医者には悪気はないのです。むしろ問題はしくみにあるのであり、日本の医学の未熟さがこうした傾向を招いているのだと考えていいでしょう。

そもそも人間というのは、混乱に混乱を重ねながら物事の間違いに気づいていくものです。今の日本の医学というのは、まさにこの混乱のど真ん中にあるのだと私。そしてその間違いが決定的な形となって現れるまでは、誰もがうすうすは気づいていながらも、こうした傾向に対して歯止めをきかせることはできない。しかしそこにはやがて破綻が起こってくることは間違いありません。

関節の痛みの治療にヒアルロン酸

ヒアルロン酸治療のポイント

  • ヒアルロン酸は、目、皮膚、リンパ液、関節などにもともと含まれている物質。
  • 「変形性膝関節症」「五十肩」「関節リウマチの膝」など、関節の痛みを抑える治療に使われる。

体にもともと含まれている物質で関節に特に多く含まれる

「ヒアルロン酸」とは、糖質が集まった多糖の一種です。目や皮膚、リンパ液など、私たちの体のさまざまなところに含まれ、そのなかでも特に、関節に多く含まれています。膝関節を例に、関節の仕組みを見てみましょう。

膝関節は、太ももの骨(大腿骨) とすねの骨(頸骨)をつなぐ部分です。骨の先端は軟骨で覆われ、骨同士がこすれ合わないようになつています。

膝関節全体は「関節包」で包まれていて、関節包の中は「関節液」という液体で満たされています。そして、この関節液に、ヒアルロン酸が豊富に含まれています。

ヒアルロン酸は粘りけのある物質で、潤滑油のような役割を果たします。私たちが歩いたり、膝を曲げたりしても、簡単に膝の軟骨や骨がすり減ったり、壊れたりすることがないのは、ヒアルロン酸を含む関節液が、関節の動きをスムーズにしているからなのです。

日本では十数年前から、関節の痛みを和らげる治療に、このヒアルロン酸が使われています。体に含まれている物質なので、副作用が少ないのが特徴で、整形外科で広く行われています。

ヒアルロン酸の作用

ヒアルロン酸には、関節の動きを改善する作用があります。関節の動きが改善されると、炎症が治まり、痛みが抑えられます。また、ヒアルロン酸自体にも、炎症や痛みを抑える作用があります。従来の痛み止めの薬と異なるのは、「軟骨の破壊を防ぐ」という効果があることです。それによって、病気の進行を遅らせる効果が期待できます。

ヒアルロン酸治療 その1「患部に注射して膝の痛みや炎症を抑える」

ヒアルロン酸による治療が行われる代表的な病気が、「変形性膝関節症」です。

変形性膝関節症とは

関節液中のヒアルロン酸の濃度は、年齢とともに低下し、70歳代では10歳代に比べて半分近くにまで下がるとされています。濃度が低下すると、関節液は粘りけを失い、水のようにサラサラになります。すると、潤滑油としての機能が失われて、軟骨同士がこすれ合い、軟骨が少しずつすり減っまていきます。

この軟骨の破片が鮒がれ落ちて、開節包の内側にある薄い「滑膜」を刺激すると、炎症が起こり、痛みが生じます。

そこに、「肥満」や「O脚」「運動不足によるまも、つ筋力の低下」などの要因が加わると、軟骨の摩耗すきまが進み、骨と骨の隙間が狭くなります。すると、骨同士がぶつかり、強い痛みが起こるのです。

変形性膝関節症の治療

軟骨の摩耗が激しかったり、痛みが非常に強い場合は手術が必要になります。一方、軟骨が残っていて、痛みも比較的軽い場合は、従来からの薬物療法や理学療法に加え、ヒアルロン酸を関節に注射する方法も広く行われるようになっています。

ヒアルロン酸による治療の進め方

治療ではヒアルロン酸を注射して、関節液内のヒアルロン酸の濃度を高めます。しかし、ヒアルロン酸はもともと体内にある物質なので、やがて吸収されます。
そのため、治療で痛みがどの程度軽減されるかを見ながら、治療が進められます。一般的には、まず1週間に1回、5回連続してヒアルロン酸を注射します。痛みが治まればここで治療を終了しますが、痛みが続く場合はその後2~4週間おきに1回の割合で注射を続けます。

多くの場合、治療開始から2~3週間後には炎症が治まってきて、痛みで歩くのも苦痛だった人が、積極的に外出できるようになることもあります。

ヒアルロン酸治療 その2「五十肩の治療にも使われる」

一般に「五十肩」と呼ばれる「肩関節周囲炎」は、肩関節の炎症によって痛みが起こる病気です。この場合も、ヒアルロン酸を週1回の割合で数回肩関節に注射すると、多くの場合、炎症や痛みが抑えられます。着替えや高いところの物を取るなどの動作が楽になる人も少なくありません。

関節リウマチの場合

2000年に登場した、分子の大きな新しいヒアルロン酸製剤は、関節リウマチの膝にも効果があります。関節リウマチとは、滑膜に炎症が起きて、軟骨や骨が破壊される病気です。治療の進め方は症状によって異なりますが、発症後早い時期まにヒアルロン酸を注射すると、滑膜の勝れや痛みを和らげ、炎症による関節の破壊を抑える効果が期待できます。

関節リウマチは、全身の関節に起こる可能性がありますが、現在は膝だけにしか使用が認められていません。ほかの関節についても効果があるという発表もあり、現在研究が進められています。

治療後の注意

ヒアルロン酸による治療は、ほとんど副作用がありません。注射後に膝のほてりや腫れを感じる人もいますが、ほとんどは数時間後には治まります。
ただし、注射後は針を刺した場所を触ってはいけません。細菌が侵入すると、骨まで感染が広がることがあります。注射した当日は入浴やシャワーも避けるようにしてください。

腰痛や肩こり、ひざ関節などの関節痛や神経痛には「トンデケア」、あき竹城さん、九重親方(元千代大海関)がCMキャラクター

九州で評判の甘酒「ジャパニーズヨーグルト」は肌を白くし潤いを与える!血圧も下げる天然成分たっぷり

すぐにエネルギーになり疲れた脳も活性化!

甘酒は昔から、お祭りやお祝いの席で飲まれてきました。現在では、缶入りや瓶入りの甘酒が売られていますが、そのほとんどは酒カスに水を加えて甘味料を加えたものです。

これはこれで、酒カスの栄養成分が含まれているのですが、アルコール分を含んでいて、万人が飲めるものではありません。一方、酒カスを使わずに、米を粥状に炊いたところに米麹を加え、加温して、発酵させて作る甘酒もあります。
こちらは、アルコールを全く含まないので、小さな子供やお酒が苦手な人でも、おいしく飲めます。

炊いた米に米麹を加えて加熱すると、米麹に含まれる糖化酵素(でんぷんをブドウ糖に変える物質)のアミラーゼが、炊いた米のでんぷんをブドウ糖に変え、自然の甘みが作られます。

つまり、甘酒は自然の恵みによる発酵飲料なのです。麹菌をはじめ、乳酸菌などの菌が豊富であることから、腸内環境を整えるのに役立ちます。

腸内環境が整えば、病気に抵抗する免疫力が高まり、風邪はもちろん、ほかの病気にもかかリにくくなリます。また、甘酒にはブドウ糖のほか、ビタミンも豊富です。

天然の食品の中では、必須アミノ酸(体内でじゅうぶんな量を合成できないので、口から食べ物で栄養分として摂取しなければならないアミノ酸)を多く含む食品の1つといえるでしょう。

米のでんぷんとたんばく質を、体に吸収されやすい状態に変えるので、十分にに阻疇できない小さな子供や老人でも、甘酒を飲むとすぐにエネルギーに変わります。

受験生の夜食や間食としても、甘酒はお勧めです。ブドウ糖は血液に入って脳に届き、疲れた脳を活性化する働きがあるからです。

また少量でも満腹感があるので、時間がないときには食事に置き換えることもできます。第6の栄養素といわれる食物繊維は、現代人に不足しているといわれます。食物繊維の1日の必要量は、成人で20グラムですが、現状の平均摂取量は14~15グラムで、まだまだ足りないのです。米粒の残っている甘酒なら、飲んでいるうちに自然に食物繊維を補うこともできます。

美白成分、保湿成分をたっぷり含む甘酒

このほかにも、甘酒には数々の有効成分が含まれています。例えばコウジ酸は、強力な抗酸化作用があります。シミの元であるメラニン色素ができるのをおさえ、肌を白く美しくし、肌の老化を効果的に防ぎます。

また、アルブチンという成分も、コウジ酸と同様、抗酸化作用を有し、美白効果があります。アスベラチンという成分は、抗ガン作用があるとされ、現在、世界的にも大きな注目を集めている物質です。

たんばく質がアミノ酸に分解される過程でできるペプチドは(血圧を上げるアンジオテンシン変換酵素を阻害する作用があり、天然の降圧剤といってもいい働きをします。

ペプチドと、でんぷんがブドウ糖になる途中で作られるオリゴ糖、さらにグリセリンや乳酸などの、いわゆる天然保湿因子(NMF) に属する物質は、肌にしなやかさ、しつとり感、潤い感を与えるでしょう。甘酒には、お米由来のフエルラ酸やカフェ酸といった成分が含まれています。

また、硫黄を含んだ、シスチン、メチオニン、グルタチオンなどのアミノ酸類も豊富です。こられの成分は皆、美白成分と関連しているのです。シスチン、メチオニン、グルタチオンなどの硫黄アミノ酸関連物質には、肝臓の働きを強める効果もあります。

甘酒には脂肪酸(脂質を構成する成分)も含まれていてていて、これが肌の水分の蒸散を防いでくれます。さらに、甘酒に含まれるミネラル分のうち、マグネシウムなどのミネラルが保湿作用を強化します。

こうしたさまざまな成分の作用で、美肌効果が期待できるといえるでしょう。ほかにも数々の有効成分が含まれており、甘酒は、ぜひ多くのかたにお勧めしたい食品の1つです。実際に私も、甘酒をよく飲みます。一年ほど前にたまたま米と麹で作った瓶入りの甘酒をいただいて、「ああ、そうだ。こういう甘酒があったんだ」と苦を思い出しました。それからは、体に優しい飲み物としてよく飲み、知人にも差し上げています。日本古来の甘酒の優しい甘さは、それだけでもおいしくいただけますし、冬はすりおろしショウガを加えて、夏は冷たく冷やして、春夏秋冬楽しむことができます。ただし、健康によいからといろいろ混ぜるのもけっこうですが、甘酒本来の素朴な昧、色、香りを楽しみたいですね。このおいしさば、現代風の飲み物として、年齢性別に関係なく、どなたにも受け入れられるでしょう。

あさイチ12月5日、甘酒に美肌効果や整腸効果がある!

地元の水と米、米麹のみを使い、砂糖や添加物を一切使用しない昔ながらの麹の甘酒です。

老年期についての誤った知識

老人間題をわれわれは社会的な問題としてのみとらえがちです。ということはつまり他とごと人事と思っているということです。しかし、人は60あるいは70になって突然、老いるのではないのです。元気盛りの30代からすでに老いていていくのですが、その自分の老化や老年期についてどれだけの知識をもっているのでしょうか?

寿命を短くすることがはっきりわかっているのは
肥満
体重が正常な範囲にあることは、循環系のトラブルを少なくするだけでなく、糖尿病の予防にもなる。もしも肥満者を減らすことができたら、他のどのような方法よりも大きく平均寿命を伸ばせるだろうといわれている。
医療上の深刻な問題となっているのは
化学薬品療法
化学薬品が老人医療上の大きな問題になっているのは、高齢者の場合、薬品の代謝が若年者と異なり、しばしば通常でない反応を起こすからである。また、高齢者は同時にいくつもの投薬を受けていることが多いため、作用が影響しあうからである。
高齢者の知力の低下
起こりうる
最新の研究で加齢に伴う知力の低下は避けがたいという、かつて信じられていた老人学者たちの主張は根拠のないものであることがわかってきている。専門家たちの一致した見解は、65歳を過ぎても大多数の人は、顕著な知的崩壊を経験しなくてすむという点である。
人は加齢により
ほとんど怒らなくなる
よく年をとると気むずかしくなるというけれども、アメリカのデューク大学で行われた研究では、高齢者の大多数はほとんどいらついたり、怒ったり、つきあいにくかったりはしないことが明らかにされている。
ボケの原因となるのは
脳卒中、アルツハイマー病、脳内の化学的アンバランス
ボケと診断された老人の15~20%には、はっきりした特定の障害が見いだされる。アルツハイマー病、多発性卒中、そして脳組織におけるアミロイドと呼ばれる物質の過剰と、コリンの欠乏である。アルツハイマーの進行を抑えて記憶力を高め、意欲もぐんぐん高まる「トウゲシバ」
遠くない将来に可能となると考えられている平均寿命は
100歳
老化に対する正しい知識をもつようになれば、平均寿命は100百歳まで延びると推定されている。そのために画期的な医学の進歩が必要なわけではなく、すでによく知られている健康のルールにのっとった、子どものときからの健全な生活が100歳の寿命を可能にするのである。そして、年をとったからボケるのではなく、例えばコリンの欠乏を招くような悪い食事がボケの原因となることがわかってきている。

コリンはビタミンB群の1つで、レシチンの主要な構成物質です。

だからレシチンをとればとれることになるし、レシチンを豊富にふくんでいる卵や大豆はすぐれたコリン源です。他にコリンを多くふくんでいるのは、ビール酵母、小麦胚芽、レバーなどです。働きの1つは肝臓に脂肪が過度にたまるのを防ぐことですが、記憶・学習・思考力に関わる神経伝達物質のアセチルコリンの原料ともなります。
コリンが不足しているとその神経伝達物質が十分につくり出せなくなり、脳の十全な働きが維持できなくなってしまいます。

ただ問題は、アセチルコリンの不足がすぐにはボケにつながらない点です。長期潜行したのちにしだいにボケてくるのだから、健康であってもつねにコリンが十分にとれる食事を心掛けている必要があるということです。