張りは吉に作用、欠けは凶に作用する
住まいの張り出している部分を「張り」、引っ込んでいる部分を「欠け」といいますが、この「張り」と「欠け」は、住まいの吉凶に大きな影響を及ぼします。
基本的に張りは運気をより多く取り込めることを意味していて、吉の作用があります。逆に、欠けは不足や不完全を意味して、その方位の運気をじゅうぶんに取り込むことができないことを示しているので、凶の作用があります。
また、吉相が基本の張りでも、次のような場合には凶相となってしまいます。
凶相となる張りと欠けとは
東北と南西に位置する張りや欠け
住まいの鬼門となる東北、また裏鬼門となる南西には、張りも欠けもないのが理想です。特に、東北の方向にわずかでも張りや欠けがあると「気」が乱れてしまい、凶意が降りかかりやすくなります。
二重の張りや欠け
張りの隣にさらに張りがある二重張りは、吉相にはなりません。欠けが重なっている二重欠けの場合、大凶相になります。
大きすぎる張り
一辺の3分の1以上の幅がある張りの場合は、凶相です。このような張りを「大張り」といいますが、大きすぎる張りは、その隣に位置する方位に欠けが生じることにもなるので、凶です。
向かい合った欠け
向かい合っている欠けと欠けがある場合には、方位にかかわらす凶相になります。
方位ごとの張りと欠けの吉凶
北に適度な張りがあると
- 家族が健康に恵まれる
- 夫婦の愛情が深くなる
- 同僚や部下に恵まれる
北に欠けがあると
- 信頼していた人に裏切られる
- 仕事で重大な失敗をする
- 家族が病気がち、子供に恵まれない
東に適度な張りがあると
- 仕事や勉強に意欲的になる
- 新しいアイデアがどんどん浮かんでくる
- 良い後継者や優秀な子供に恵まれる
東に欠けがあると
- 無気力になり、怠惰な毎日を送るようになる
- 若い男性の運が衰退し、人生すべての面で思いどおりにいかない
南に適度な張りがあると
- 自分の才能を最大限に発揮できる
- 責任ある仕事や重要なポストを与えられる
- 人脈が豊かになる
南に欠けがあると
- 人間関係で苦労し、精神的な痛手を受ける
- 能力を発揮できない
- 離婚など、人との別れが多い
西に適度な張りがあると
- 交友関係に恵まれる
- 金銭面で不自由しない
- 会話のはずむ明るい家庭を築ける
西に欠けがあると
- 事業が倒産しやすい
- 出費がかさんで苦労する
- 女性は縁遠く、結婚に恵まれない
