方位がもつ運気の意味や作用(東、東南)

方位と時期を重視する風水家相術 風水家相を知る
方位と時期を重視する風水家相術

家相をみるときの基本になる八方位には、八卦(はっけ)の坎(かん)、艮(ごん)、震(しん)、巽(そん)、離(り)、坤(こん)、兌(だ)、乾(けん)が当てはめられていて、それぞれの方位や八卦は運気に作用します。

東(震)は活動運や発展運を司る

「震」(しん)には、ものをふるわすという意味があり、あらゆるものが動き始めることを示しています。
東は1日でいうと朝5時~7時、季節では春たけなわの頃で、生き物が眠りから覚めて活動し始めるときです。力はまだじゅうぶんではなく未熟さをあらわしますが、北東からの変化の兆しが本格的に動き出す方位です。
東がもつ運気は行動力ややる気に影響を与えます。家相では活動運や発展運、交友関係の運を左右します。

東(震)の吉の作用

  • 家族が健康に恵まれ、和やかで楽しい家庭を築ける。
  • 企画力に優れ、自分の力をじゅうぶんに発揮できる。
  • 部下に恵まれ、出世が早い。
  • 発明や研究で大きな成功を収めることができる。

東(震)の凶の作用

  • 一度病気になるとなかなか回復できない。
  • 男子の家庭内暴力などで家庭が荒廃しやすい。
  • 物事に対してのやる気が起きない。
  • 仕事運に恵まれず、職が定まらない。

東南(巽)は社交運、結婚運、仕事運を左右する

「巽」(そん)とは風のことで、外部との交際が活発になったり、良い知らせが舞い込んでくるという意味があります。
東南は1日でいうと朝8時~10時くらい、季節でいえば初夏に当たり、爽やかな風が吹いて日ざしも穏やかで、何事にもエネルギッシュに取り組めるときを示します。このように、東南は太陽のエネルギーを受けて意欲や活力が充実する方位です。生物は陽のエネルギーを受けて成長し形を整えることから、東南には物事が整うという運気が秘められています。
家相では、健康運のほか、社交運、交際運、仕事運などもみます。

東南(巽)の吉の作用

  • 家族全員が健康で、明るく毎日を過ごせる。
  • 社交的で周りから信用が得られる。
  • 人とお金の回転が良く、商売が繁盛する。
  • 恋愛や結婚運に恵まれ、良い相手に出会える。

東南(巽)の凶の作用

  • 夫婦仲がうまくいかず、愛情のもつれから騒ぎを起こす可能性がある。
  • 社交性がなく、家に閉じこもりがちになる。
  • チャンスをうまくつかむことができない。
  • 事業や仕事が不安定で、金銭的な損害を受けることがある。

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