働き盛りに多い飲み過ぎによる「二日酔い」

飲みすぎた翌日、二日酔いで辛い、そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。しかし、二日酔いになるほどの暴飲を繰り返すと、身体に深刻な問題を引き起こすことになりかねません。飲みすぎは、痛風、肝機能障害、腎不全、肥満、メタポリックシンドロームなどの病気の引き金にもなるのです。しかも、急性アルコール中毒は薬物代謝障害を起こし、昏睡状態や最悪の場合は死に至るケースもあります。

アセトアルデヒドの代謝が正常に行われない

「酔い」とひと口に言っても、以下のような2段階があります。

  1. アルコールによる酔い
  2. アルコール(エタノール) の麻酔作用によるもので、精神的な抑制が解かれて興奮状態が表面化します。酔うと突然泣いたり、怒ったり、笑ったりするのはこのためです。

  3. アセトアルデヒドによる酔い
  4. アルコールは胃腸で吸収され、血液に溶け込んで肝臓に運ばれると90% 以上が分解、代謝されます。肝臓ではまずADH(アルコール脱水素酵素) という酵素が、アルコールをアセトアルデヒドに変換します。
    アセトアルデヒドは、次にALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素) という酵素の作用で無害な酢酸へと変化します。酢酸は分解されて最終的に水と二酸化炭素になり、呼気、汗、尿となって体外に排出されます。

アセトアルデヒドはアルコールが分解される過程でできる、非常に毒性の強い中間代謝物質です。顔が赤くなる、動惇、吐き気、頭痛などの酔いの症状は、この毒性作用によります。
また飲酒によって肝臓がんや食道がん、大腸がんなどの発症リスクが高くなるのは、アセトアルデヒドに発がん性があるためと言われています。
さらに、処理し切れなかったアセトアルデヒドは、脂肪の分解を抑制すると同時に脂肪酸(中性脂肪の原料)の合成を高める作用を引き起こします。
その結果、脂肪が蓄えられて、脂肪肝の原因となり、重症になると肝硬変へと進行してしまうのです。通常の処理能力を超えて飲酒すると、肝臓で処理しきれないアセトアルデヒドが溢れて血液中に流れ出します。
血液中のアセトア〜デヒドは全身を巡り、大脳の嘔吐中枢を刺激します。そして再び血流によって肝臓に戻り、肝臓がアルコールをすべて処理するまでこのサイクルが繰り返されます。
アセトアルデヒドはアルコールそのものよりも数倍強い生体反応を引き起こすため、飲酒の翌日になってもアセトアルデヒドが体内に残っている限り、吐き気や頭痛は消えません。それが二日酔いの正体です。

高麗紅参の作用は、アルコール分解を促進し、解毒して二日酔いを防止し、さらに肝臓の負担を軽減

高麗紅参の主要成分であるサポニンには、アルコール脱水素酵素のADH とアセトアルデヒドの代謝を促進するADH(アセトアルデヒド脱水素酵素) の活性を増加させて、悪酔いしにくくする効果があります。
アルコールは最終的に水と二酸化炭素になり体外に排出されるので、アルコールと高麗紅参を同時に摂取すると二日酔いが軽減されます。
また、健康な成人男性25名(25~35歳) を対象に行った高麗人参のアルコール解毒効果の実験でも、実験対象者の70% 以上が、アルコールだけを摂取した場合より、アルコールと高麗人参を同時摂取した場合のほうが、血中アルコール濃度が30~50 % も低いことがわかりました。このように高麗人参または高麗紅参はアルコールにかかる処理において分解と解毒を促進する働きがあるため、二日酔いの防止だけでなく、肝臓の負担も減らしてくれます。
お酒を飲む時だけではなく、日常的に高麗人参や高麗紅参を摂取することは、肝機能の働きを正常にし、全身の健康状態を改善する効果も期待できます。

40歳以上のあなたにおすすめ

  • 飲み会が多い
  • 飲んだ日は翌日しんどい
  • 外食が多い
  • 健康や美容が気になる

といった生活習慣がすでに定着してしまっている人はこちらで解消する方法もありです。

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