マーガリン 体に悪い のはトランス脂肪酸が原因です。よくバターと比較してどちらが体に悪いのかというテーマが議論されますが、マーガリンは体に悪いので食べないほうがいいでしょう。
マーガリン 体に悪い
血液中の悪玉コレステロールを増加させ、心臓血管系の病気の危険性を高めるトランス脂肪酸の規制が、世界的な動きになっています。
トランス脂肪酸 危険 欧米では規制対象
トランス脂肪酸 危険 韓国ではトランス脂肪酸は2007年に規制
トランス脂肪酸はフライドポテトなどファストフードに多く含まれている。というのも、パンや揚げ物をサックリ仕上げるショートニングとして、トランス脂肪酸を含んでいるマーガリンを大量に使っているからです。
そもそもマーガリンの原料は植物油や魚油などの液体で、これを固めないとバターのようにはならない。植物油が液体なのは不飽和脂肪酸が多いからで、これを除去しないと、飽和脂肪酸を多く含む動物抽のようには固体にならないのです。
不飽和脂肪酸は脂肪酸が二重結合しており、この二重結合をなくすために水素添加といぅ化学処理を行ないます。そうすると、バター原料の動物抽に近い固体の抽(硬化油) に変えることができるのです。
ただこの過程で、トランス脂肪酸という、血液中の悪玉コレステロールを増大させる有害物質が発生してしまうのです。
マーガリンはこの硬化油から作られているのです。そして、製造工程では乳化剤のモノグリセライド(グリセリン脂肪酸エステル) やレシチン(大豆リン脂質)、香りをつけるバターフレーバー、着色料としてβ - カロチンなどが使われます。
動物性油脂のバターよりも、植物性油脂から作られるマーガリンのほうが、コレステロールを下げてヘルシーと思っている人は多いのですが、実は、トランス脂肪酸という有害物質を含んだ「不健康食品」なのです。先にも述べたようにファストフードには、大量のマーガリンが使用されるため、注意が必要です。食べる機会が多い人は、食べ回数を減らした方がいいでしょう。