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がん治療中の食事

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がんの治療中、抗がん剤を使うと食事ができなくなってしまいます。副作用で吐き気を催したり、実際に食べると吐いてします人もたくさんいます。

ここではまず、抗がん剤の始まりから説明していきましょう。抗がん剤のほとんどは、「代謝括抗剤」と呼ばれるものです。これはもともと、第1次世界大戟でドイツ軍が使ったナイトロジエンマスタードという毒ガスの成分を中心に開発されてきた薬。

つまり、スタートが「毒」なのです。抗がん剤は、消化管などにおける活発な細胞分裂を阻害します。同時に、これはいわば神経毒ですから、まず神経がやられてしまって食欲がなくなります。がん細胞の分裂を阻害すると同時に、腸の壁における細胞分裂をも阻止してしまいます。

それで、抗がん剤を使うと食事ができなくなるのです。それでもなぜ、抗がん剤を使うのか。抗がん剤を使うと胃や腸の壁が傷んで、しばらく食事をとれなくなります。食事がとれなければ、がんにも栄養が行き届かなくなるわけです。

もちろん、抗がん剤はがんにとって毒そのものです。その両方の面からがんに効いているのではないでしょうか。

その証拠に、患者さんの中には時々、抗がん剤を投与しても食欲の全く落ちないタフな方がいます。そういう患者さんには、あまり抗がん剤が効きません。むしろ抗がん剤を使ったあと、吐き気を催して体が何も受けつけなくなる人ほど、がんが小さくなるのです。

それはすなわち、がんを「兵程攻め」にしているからです。つまり、抗がん剤を使わずとも、自分でがんを兵糧攻めにしてもいいわけです。それが、「がんの嫌がる食事」の基本的なコンセプトです。

もし自分で食欲をコントロールできるのならば、抗がん剤を使うにしてもほんの少量、がん細胞の近くに注射してあげればいいのです。そしてなるべく食事をとらないようにすれば、抗がん剤の量を減らしても十分効く、ということです。

どうしても食べたければ、おかゆに梅干し程度がいいでしょう。ただし、塩分は少なくしましょう。今、日本の病院では食事のとれなくなったがん患者さんに、高栄養の流動食を点滴へ中心静脈栄養)で行います。大半が乳製品メーカーから出ている製剤で、とてつもなく甘いもの。高栄養で甘いというだけでも、本当はがん患者さんにあまりお勧めできません。

それよりも、バランスの取れたサムゲタン(参鶏湯)のスープでも飲んでいたほうがいいと思います。

-ガン

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