がんが嫌がる 肉の食べ方 を紹介します。肉の選び方や調理法に工夫を凝らすことで、がんのリスクを低減したり、体の負担を軽減したりすることに重点を置きます。発がんリスクのある肉を避ける点もとても重要です。
中高年になったら肉だけではなく、魚もある程度食べる食習慣が大切です。特に青魚の脂に含まれる脂肪酸は、動脈硬化を防ぐ作用や脳血栓、心筋梗塞の予防効果がある善玉脂肪酸です。
中には、がんの発症リスクを下げる脂肪酸も確認されています。しかし、魚中心にとはいっても、高齢者になってからいきなり肉食を止めると、血管がもろくなってしまいます。すると今度は脳血管障害などの恐れがありますから、ある程度良質のタンパク質を、日常的に補っていく必要があるわけです。
そういう意味で、高齢者も肉は食べたほうがいい。体力をつけ、免疫力を高めるためにも肉を摂ったほうがいいのです。
これは虚証の人にも言えますが、消化にかかる負担を減らすため、霜降り肉は避けて脂肪分の少ないものを選んだり、ハンバーグや鶏肉を選んだり、と工夫してください。
発酵食品でもある肉の味噌漬けや粕漬けは、消化吸収が似いいので、高齢者や虚証の人にぜひ優先的に食べていただきたいと思います。新鮮なモツ肉が手に入れば、高齢者にとっては強い味方になります。トラやライオンなど肉食の動物は、獲物を倒したとき最初に内臓から食べます。
そういった肉食動物は、植物を一切食べなくでも、内臓さえ食べていればぜい肉もつかず、元気です。つまり、内臓にはそれだけ体にいいものが含まれていると考えていいでしょう。
江戸時代には薬として売られ、江戸の人たちは市外まで歩いて買いに行っていたそうです。ホルモンは柔らかくて食べやすいので、これから高齢者向けのホルモン料理はブームになるかもしれません。高齢者用に作ったホルモンカレーは、軟らかくて非常に食べやすいです。冷凍ホルモンだと硬くなってしまうので、肉屋さんでできるだけ新鮮なホルモンを手に入れたいところです。
まとめ
- 高齢者になっていきなり肉をやめると、血管がもろくなり、脳血管障害などの危険性もあるので、たんぱく質を日常的に補っていく必要性があり。
- 高齢者も肉を食べて体力をつけ免疫力を高める
- 砂糖を使わないで調理する。
- 発酵食品でもある肉の味噌漬けは、消化吸収がいいので優先的に食べる。
- 新鮮なもつ肉は贅肉もつかず、体にいい成分がたっぷり。
1. 避けるべき肉の種類と量
- 加工肉を控える
- ハム、ソーセージ、ベーコン、サラミ、コンビーフなどの加工肉は、WHOのIARCで「ヒトに対して発がん性がある」と分類されています(グループ1)。
- 加工肉は、発がん性物質や塩分、添加物が多く含まれるため、できるだけ控えましょう。
- 赤肉の摂りすぎに注意する
- 牛肉、豚肉、羊肉は「おそらく発がん性がある」とされています(グループ2A)。
- 特に大腸がんとの関連が指摘され、週に500g以内(調理前の量)に抑えることが推奨されています。
- 日本人の平均的摂取量では過度な心配は不要ですが、意識して調整することは重要です。
2. リスクを高める調理法を避ける
- 高温での調理を避ける
- 高温で焼く・揚げると、発がん性物質(HCAsやPAHs)が発生しやすくなります。
- 特に焦げるほど焼くのは避けましょう。
- 直火焼きやBBQの頻度を減らす
- 炭火の煙が肉に付着し、PAHsが発生しやすくなります。
- 焦げ部分はカットする、アルミホイルで包む、マリネするなど工夫しましょう。
3. がん予防に適した肉の食べ方
- 鶏肉や魚を積極的に摂る
- 鶏肉(皮なしむね肉、ささみ)や魚は、赤肉・加工肉よりがんリスクが低いとされています。
- 魚のオメガ3脂肪酸は、抗炎症作用や免疫調整作用もあります。
- 調理法を工夫する
- 煮る、蒸す、茹でる、低温調理がおすすめです。
- 肉じゃが、しゃぶしゃぶ、蒸し鶏、煮込み料理などが適しています。
- 挽肉料理や揚げ物は脂肪が多く、控えめにしましょう。
- 野菜や食物繊維と一緒に摂る
- 野菜、きのこ、海藻などと一緒に食べることで、発がん性物質の排出や腸内環境改善に役立ちます。
- 多彩な野菜で抗酸化成分も補えます。
- 新鮮な肉を選ぶ
- 古い肉は酸化が進むため、できるだけ新鮮なものを選びましょう。
- 適切な量を心がける
- タンパク質は筋肉や免疫力維持に重要です。
- 1食の目安は「手のひらサイズ(指を除く)」がわかりやすい基準です。
補足:がん治療中の肉の摂取について
- 治療中は食欲不振や味覚変化、吐き気で肉が食べにくくなることがあります。無理に食べなくても構いません。
- 食べやすい工夫をして、少量でも高タンパクなものを摂りましょう(例:煮込み、つみれ、魚のすり身など)。
- 栄養維持は重要なので、食事が難しい場合は医師や栄養士に相談し、栄養補助食品も検討しましょう。
要するに、発がんリスクの高い肉の種類や調理法を避け、良質なタンパク質を適切な量で摂り、野菜や食物繊維と組み合わせることが大切です。



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