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伝統料理は健康バランスがとれている

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伝統食や完成された料理は、非常によくバランスがとれています。その地域の食材を使いながら、最大限の栄養バランスを考えて作られているわけです。

だから、日本人は多くの人が伝統的な料理を大切にしています。例えば、お寿司。刺身が乗っているから、体を冷やすことが多くなります。しかし、ご飯を酢飯にしてあるため、ふつうのご飯よりもそれだけで体が温まるのです。それでもまだ体を冷やす恐れがあるので、寿司にはワサビが入っています。ただ、虚証の人などはさらに冷えが心配なので、最後にガリを食べて、体を温めるわけです。

刺身、酢飯、ワサビ、ガリをすべて食べると、バランスがとれる。それで、ひとつの料理が完成するわけです。中華料理は本来必ず「五色」と呼ばれる5つの色合いの食材を入れます。「五色」がひとつだけだったりするものは「中華料理」と呼ぶべきではないのです。

5つの色、5つの香り、5つの味をひとつのプレートの中に入れる。中華料理は一皿一皿独立しており、食べる前にはすでに皿の中でバランスがとれていることになります。

胃の中でバランスがとれる日本料理や韓国料理とは、そこが大きな違いです。沖縄食は、海のものと山のもののバランスが非常によくとれています。特に海のものでは、昆布など海藻類を多く食べています。昆布は沖純では採れませんが、江戸時代、北前船で北海道から昆布を大量に積み、沖縄を経由して中国に輸出していたのです。沖縄で荷造りし直されるとき、型の悪いものや輸送途中に痛んだものは、すべて沖縄で消費するようになりました。

以来、沖縄は昆布の消費量日本一、いや世界一ともいえる消費量を誇っているのです。食物繊維を多く含み、栄養学的にも優れている昆布を昔から豊富に摂っていることが、沖縄県民の長寿の秘訣といえそうです。また、薩摩で名産となっているさつま揚げ、黒豚はどちらも沖縄で生まれたもので、体にもいいと言われています。

お酒も、沖縄で飲まれている泡盛は蒸留酒だから、肝臓に負担をかけにくくし、がんにも強いお酒、ということです。

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