チロシンで積極的に生きる ストレスVSサプリ

チロシンはアミノ酸の一種で、脳内で感情や精神機能、性的衝動を司る重要な神経伝達物質の前駆物質です。チロシンは体内のホルモン生成をコントロールしている副腎や下垂体、甲状腺の機能に重要な役割をはたしています。
うつ状態の人は脳内のチロシンが少なく、実際、うつ病治療に使われる処方薬のいくつかは、チロシンを増加させることで効果をもたらします。

研究によると、チロシンサプリメントはうつ状態や不安の治療に効果があり、しかも抗うつ剤に見られるような副作用がないということです。また、チロシンはストレスにも効果があります。ある研究でチロシンサプリメントを与えられた兵士は、チロシンを摂取していない兵士と比べて精神分析テストの成績がよく、機敏で、不平も少なく、全体的に優秀だったのです。

自然療法士は月経前症候群(PMS)の患者にチロシンを処方しており、摂取した多くの患者はチロシンによって、疲れやうつ状態、そのほか月経に伴う一般的な不快感が軽減しています。

また、性欲を司るドーパミンはチロシンから生成される神経伝達物質のひとつです。事実、チロシンは弱った性的エネルギーを回復するためによく処方されます。
性衝動の喪失はうつ状態の兆候であることが多く、うつ状態の人がセックスへの興味を失うだけでなく、人生を有意義にする行動への興味も失ってしまうことはよくあります。

科学的に実証されてはいませんが、いくつかの研究により、チロシンが成長ホルモンの生成を促すと考えられています。これが事実であれば、筋肉を発達させて脂肪を燃焼させる作用もあると考えられます。人によっては食欲を抑制する効果もあります。

チロシンは脳内の食欲中枢に直接的に働きかけるわけではありませんが、うつ状態に陥ったとき、食欲に安らぎを求めるタイプの人の精神状態を改善してくれると考えています。
500mgの錠剤またはカプセルを1日2回、食前に各2錠ずつ摂取してください。

チロシン

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