自律神経 安定のため ミスの 5 大原因を意識する

自律神経 ミスの 5 大原因を意識する 自律神経を安定させるための時間術
自律神経 ミスの 5 大原因を意識する

自律神経 安定のため ミスの 5 大原因を意識する ことが大切です。自律神経の中で大事なポイントになるのは 「 人間がミスをする5大要素 」 についてです。自律神経に深く関わる問題ですし、「人生の質」を決定づける大事な要素です。

あなたは自分がミスをするパターンについて考えたことがあるでしょうか。私自身、自分のミスを検証してみると、いくつかのパターンがあることに気づきます。そして、そのパターンには、自律神経の乱れがかなり強く影響しています。そもそも人間は、何の理由もなく、突発的にミスをするのではありません。

「ミスをするからには、それなりの身体的問題」が必ず起こっているものです。逆にいえば、「自分がどんなパターンでミスをしているのか」を知れば、かなりの確率でミスを未然に防ぐこともできます。

なかなか興味深い話だと思いませんか。では、具体的に「人間がミスをする五大要素」を見ていきましょう。「5大要素」とは次の5つになります。

  1. 自信がない
  2. 時間的な余裕がない
  3. 未知のものに遭遇した
  4. 自分の体調が悪い
  5. 周囲の環境が悪い

私たちがミスをする際、大抵はこのどれかに該当しています。あなたが起こした過去のミスを思い返してみてください。必ずこのうちのどれかが( あるいは複合的に)作用しているはずです。

いうまでもなく、この「5大要素」はすべて、自律神経のバランスを大きく崩す要因となるもの。「不安の根源」と言い換えることもできます。

自信がなければ当然不安になるでしょうし、「時間がない」と慌てているときも、心のなかに不安が宿っています。初対面の人に会うときも同じ。何かの発表をするときに、「必要な資料がない」「会場の状況がわからない」など環境要因が不安を生み出すことはよくあります。

そして、体調が悪ければ、それだけで不安は増大します。これらの不安が交感神経を高め、副交感神経をレベルダウンさせるため、いつものパフォーマンスができず、結果としてミスをしてしまう。すべてを自律神経のせいにすることはできませんが、自律神経のバランスを少しでも寧ろることができれば、それだけミスを減らすことができるはずです。

不安の根源を突きとめる

ミスを減らすには、自律神経を整えることが大事。そして、自律神経を寧ろるには、「不安の根源」を見極める必要がある。実際にやってみましょう。
やり方はいたって簡単です。先に挙げた「5大要素」のなかで、何があなたを不安にさせているかを考えてみればいいだけです。

すると必ず1つか、2つの要素が浮かび上がってきます。たとえば、「自信がないうえに、体調が悪いから、今日はこんなに不安なんだ」と「不安の根源」を認識することができます。

じつはこれが非常に大事。「形にする」という行為です。もちろん、それで不安がなくなるわけではありません。「自信がない状態」が急に改善されることはありませんし、「体調が悪い」のもすぐにはどうにもできません。ですが、「不安の根源」が明確になるだけでも、自律神経のバランスは整ってきます。

何度もいいますが、そのくらい「意識」と「自律神経」は密接につながっているのです。何かの不安に直面し、自律神経のバランスを崩しているときは、ぜひとも冷静に「不安の根源」を「5大要素」から見つけ出してください。

むずかしいことは何1つありません。ただ意識して、考えるだけ。それでも体は敏感に反応し、自律神経が整いはじめます。

不安要素を1つずつなくす

さらにもう1つ、ミスを未然に防ぐために「5大要素」を可能な限りつぶしておくことも、かなりの効果を発挿します。

たとえば今日、体調が悪いのに、初対面の人と会わなければならないとします。当然、あなたは緊張し、不安を感じています。それだけでも辛いのに、時間に余裕がなかったら、どんな精神状態になるでしょうか。

不安のトリプルパンチによって交感神経は跳ね上がり、ほとんどパニック状態になるかもしれません。かなりの確率でミスを誘発するシチュエーションです。

さて、ここからが重要です。ミスを誘発する「5大要素」には、自分ではどうにもならないものと、どうにかして回避できるものが含まれています。
その区別をしてみるのです。「初対面の人と会う」と決まっているなら、「未知のものとの遭遇」という不安要素は絶対になくなりません。

しかし、「体調を整える」とか「時間に余裕を持って出かける」というくらいなら容易に実行できるかもしれません。そのはか、「会う場所」や「用意する資料」などの環境要因を万全にしておくことで、不安要素の1つをなくすことも可能です。

ただ単純に「初対面の人と会うから不安」「人前で発表しなきやいけないから不安」「取引先の人が怖いから不安」などと思っているうちは、漠然として、形になっていないため、不安要素を取り除くことができません。ですが、「5大要素」を利用して「何が自分を不安にさせているのか」「どれが避可能で、どれが不可能なのか」をきちんと検証すれば、たとえ不安要素が残つていても、ある程度は自律神経のバランスを保つことができるようになります。

「5大要素のうち、回避できるものは回避した」と思えるだけで、副交感神経が高まり、かなり気持ちは落ち着いてきます。ミスの多い人、緊張しがちな人、すぐに不安を覚える人は、ぜひとも試してみてください。

不安要素を明確にして、可能な限り「その不安要素」を取り除いておく。叩これも「ゆっくり生きる」ために、とても重要な意識です。自信がない、時間がない、初めての体験で不安だ、準備が不十分で心配だと感じるときこそ、一旦立ち止まり、「何か、取り除ける要素はないか? 」と冷静に自問してみてください。その瞬間、あなたの自律神経は整いはじめているものです。

自律神経を安定させるための時間術