健康体をつくる1週間の時間の使い方

1日の時間の使い方を紹介するものはたくさんありますが、1週間単位だとあまりないので、1週間の使い方について考えていきましょう。

年齢を追うごとに仕事の質・量ともにアップしてきた。そんな印象を持っている人も多いはずです。若い頃に比べればスキルも経験値も上がっているので、相応に仕事の質や量が上がっていくのも当然です。

しかし、その一方で体力的にはあきらかに低下している。40代、50代の時間管理の肝は「そのギャップ」を埋めることにあります。
いわれてみると、ごく当たり前の詣ですが、ここを意識して時間管理をしている人は意外に少ない。なぜなら、40代、50代の時間管理には「若い頃の時間管理」とはまったく逆の発想が必要だからです。

仕事と体力のギャップ

ここで一度、あなたのキャリアを振り返ってみてください。20代は仕事を始めた年代であり、だんだんと仕事が忙しくなっていく時期。
忙しいのは事実ですが、今振り返ってみると「仕事が多い」というよりは「自分の能力が低い」ために忙しくなっていた。そんなふうに感じられる年代ではないでしょうか。

この年代は、とにかくがんばって仕事に慣れ、能力を高めるしかありません。あり余っている体力をフルに使って、地道にがんばるしかない。そんなわかりやすい年代です。

続く30代は、本格的に忙しくなってくる年代であり、同時にスキルが飛躍的に向上する時期でもあります。20代に比べれば体力の衰えも多少ありますが、仕事にはっきり影響するほどではありません。

むしろ、キャリアを積んで能力がアップし、仕事の効率も上がっているので「忙しさにどんどん対応できる年代」といえるのではないでしょうか。そして、訪れる40代、50代。私たちはここで初めて「仕事は増えるのに、体力が落ちる」というリアルなギャップを経験します。

それだけならまだしも、20代、30代で産んだ子どもたちがむずかしい時期を迎え、金銭的にも物入りになる。親たちの老後の問題も降りかかり、時間的にも、精神的にも苦しい時期を迎えます。

そうやって負担やストレスは倍増し、対処すべき問題は山積しているのに、体力は確実に低下し、副交感神経のレベルは急激に落ち込んでいきます。当然血流が悪くなり、集中力、思考力、感情をコントロールする抑制力など、あらゆる側面がレべルダウンしてしまう。

残念ながら、ギャップは広がる一方です。まご厳しい事情ばかりを並べ立てて恐縮ですが、これも40代、50代が抱える紛うことなき現実です。

ところが、「日々の忙しさ」にのまれていると、そのギャップをつい見逃して、若い頃のように「どんどんスケジュールを埋めていく」という時間管理をしてしまいます。あなたもそうではないでしょうか。
じっは、ここに大きな落とし穴があります。40代、50代が非常に優れた能力を持っていることは確かですが、その能力を「長時間、大量に」発揮することはできません。端的に表現するなら「無理のきかない年代」「無理をすると、かえってパフォ- マンスを落としてし事つ年代」です。

40代、50代になったのなら、その状況的な問題、肉体的な事情など、さまざまな要素を総合的に考慮しっつスケジュールを組まなければ、必ずどこかにヒビが入ります。

仕事で大きなミスをするとか、体を壊してしまう可能性もあるでしょう。あるいは、家庭を含めた人間関係を決定的に崩壊させてしまうなど、どこかに必ず無朋理が生じてしまうのです。問題の真因はいろいろあるでしょうが、「抱えている案件の量」に対する「処理能力の限界」というギャップが少なからず影響しているはずです。
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意識してブランクを設ける

そこで推奨したいのが、「週に1日ブランクを設ける」という時間管理法。実際に実践している例でいえば、毎週木曜日はまるまる1日予定を入れないようにしています。

正直いって、多くの人が「超」がつくほど多忙を極めています。「そんな1日を設けるくらいなら、もっと別の予定を入れるべき」と考えたくなる気持ちはわかります。

多くの方が40代前半まではブランクなどつくらず、目いっぱいスケジュールを埋めています。しかし、あるとき「これでは全体のパフォーマンスが低下する」と気づいたのです。忙しさのあまり、どうしても全体を僻撤することができなくなる。そのせいで、仕事に「抜け」が生じたり、優先順位を正しく判断することがむずかしくなってきたのです。

同時に、スケジュールがいっぱいだと急な変更に対応できないという現実的な問題にもぶつかりました。結局、そのスケジュールの問題が無用なストレスを生み、自律神経を乱し、パフォーマンスを落としていく。そんな悪循環にはまり込みそうになったのです。

そこで私は思い切って、週に1日ブランクを設けることにしました。休日とは別に、平日の1日をまるまる空白にするのです。忙しい日常のなかでブランクを設けることが大変なのは、重々承知しています。

ですが、その「ブランク」をつくることで、仕事全体を把握できるようになり、なにより気持ちに余裕が生まれます。ブランクの日に1度リセットできるので、1週間を通しての安心感がまるで違います。安心しているので、当然自律神経は整い、より高いパフォーマンスを安定的に発揮できるようになります。

多忙極める40代、50代の人たちは「この忙しいなかで、予定を空けるなんて無理!」と思うでしょうが、やってみれば必ずできます。

そして、この時間管理を実践すれば「何でもっと早くやらなかったんだろう」と必ず思うようになります。現実的に丸1日あけられない人は「水曜日の午後は空白にする」と「半日ブランク」を設けるのでも、とりあえずOK。

それも無理という人は「木曜日の15時~17右時は絶対何も入れない」という感じで、試験的に「2時間ブランク」からスタートするのでもいいでしょう。
とにかく、強い決意を持って「ブランクをつくる」という時間管理を実践してみてください。ブランクの時間には、1週間の仕事全体を僻撤してもいいし、この先の方向性、やり方、優先順位などを「ゆっくり」考えるのもいいでしょう。

それでも時間が余るようなら、デスク周りを整理したり、本棚の本を並べ替えたって構いません。それだけでも副交感神経は高まってきます。

社内にいると人に声をかけられたり、電話が頻繁にかかってくるという人は、必要な資料を持って近くのカフェにでも行って、ブランクの時間を過ごすという方法もあります。

まさに、「ゆっくり生きる人のワークスタイル」です。目いっぱいの忙しさでフル回転していた人にとって、ブランクを捻出するのは最初はかなりむずかしいでしょうが、その効果は必ず実感していただけます。そして、気がつけば「ブランクなしでは働けない」という感覚になっているはずです。

自律神経を安定させるための習慣はこちら。

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