副交感神経を高める5つの習慣、腸は健康を維持するために必要な良質の血液を作る

血液の質賃と流れが悪いと健康は維持できない

病気は「血液の質と流れが悪くなること」 によって起こります。がん、心臓疾患、脳疾患、高血圧、糖尿病など、どんな病気も「血液の質と流れが悪くなる」という点ではすべて共通しています。さらに、病気の原因をつくる血流の悪さは、日常的なシーンでも関連してきます。たとえば今、あなたはひどく怒っているとしましょう。「怒っているだけ」なら病気とはいえません。しかし、健康ともいえないのです。

なぜなら、怒りを覚えると血液の質が悪化するから。質が悪化すれば、酸素や栄養素もうまく取り込めなくなります。同時に、一種の緊張状態が起こり、血管が収縮して血流も悪くなります。「怒り」に限らず、「不安」や「緊張」でも同じことが起こってきます。このように、体を健康に保つには血液の質が大事になってきます。
その質を決めるのが、腸なのです。腸内環境がよく、腸の活動が正常なら、それだけ良質な血液がつくられます。腸は、食物の栄養素を吸収する働きをしながら、「血液の質を決定する」という大事な役割も担っているのです。
その腸の働きをコントロールしているのは、自律神経。
なかでも、副交感神経の働きが大きく影響しています。腸などの内臓は、食事のあとや寝る前など、副交感神経が優位に働いて心も体もリラックスしているときに、活発に動き始めるのです。