日常生活の中の運動量もバカにできない

チリも積もれば…

炊事、洗濯、掃除、草むしりなど、家庭での日常生活の中で体を動かす機会は意外と多いものです。そうしたレベルの活動量を多くするのも、消費エネルギーを増やすのに役立ちます。
ひとつひとつの活動量はたいしたことがなくても、1 日、1 週間と積み重ねれば、ばかにならない量です。ほとんど運動をしていなかった人が、いきなり60分歩いたりするのは無理があります。そういう人は、まず生活の中でこまめに動くことから始めてみるのもいいかもしれません。

会社でも

通勤時やオフィスでも、工夫すれば活動量を増やす機会はたくさんあります。通勤電車の中で、駅の階段で、デスクの前で、動作に負荷をかけたり、ちょっとした時間を利用して体を動かしてみましょう。それなりに効果が現れてくるはずです。オフィスでは、休憩時間などにストレッチングやアイソメトリクス(動かずに筋肉に力を入れる運動)などを。気分転換にもなり、仕事もはかどります。

靴下をはくときは片足立ち

座ってはくより、ずっと体力を使います。

駅の階段を利用

階段を上るときに、ちょっとひと工夫して筋力や持久力をアップします。かかとをつけず、つま先だけで上がったり、一段ぬかしも効果があります。

TVを見ながら

横になり、上の脚を上下させる。肩をもちあげてすとんと落とす。

オフィスで

両手のひらを胸の前であわせ。両側から力を入れる。いすに座り、両手でいすを支え、両足を伸ばして腰をうかせる。

電車の中で

腕と腕の筋力アップ。両手で両足を外側から押し、両足は開くように力を入れる。