朝食をよく抜く→欠食は太りやすい
1日に同じエネルギーをとるなら、食事回数が3回より2のほうが太りやすく、中性脂肪を高くする食べ方。相撲の力士が太るために1日2食しか食べないのは有名な話です。食事回数が少ないと食べる食品の数も少なく、栄養バランスがくずれます。朝食に限らず欠食する習慣のある人は、まず3食きちんと食べることから始めましょう。
夕食にドカ食いする→脂肪は夜つくられる
夕食後は体を動かすことが少ないので、夕食の量が多いとエネルギーが消費しきれず、体内に蓄積されやすくなります。また、夜は腸の活動が盛んになり、食べたものは迅速かつしっかり体内に取り込まれます。夜はエネルギーを中性脂肪としてためやすい態勢になっているのです。
夕食は控えめに、また少なくとも就寝する3 時間前にはすませましょう。残業で帰りが遅くなるなら早めに夕食を。
よく噛まずに早食い
食事をすると血液中の血糖値が上昇し、胃壁が伸びます。それが合図として脳の満腹中枢に届き、「もうお腹がいっぱい」という指令を出します。これに要する時間は20~30分ほど。ろくにかみもせずに早食いする人は、満腹の指令が出るころには、すでに食べすぎの状態です。よくかんで、20分はとかけてゆっくり食べるのが食べすぎを防ぎ、肥満や高中性脂肪血症を防ぐ食べ方です。
ながら食いをする→スナック菓子などは中性脂肪を増やす
テレビを見ながら、新聞や雑誌を読みながら、おしゃべりしながら食べる習慣のある人は少なくありません。そういうときに食べるものといえば、おせんべい、ポテトチップス、ピーナッツなど、手軽に食べられるスナック系の食べ物が多いもの。
いずれも、油脂や塩分、でんぷん類が多く、中性脂肪を増やしやすいものばかりです。気がついたら1箱、1袋全部食べていた… などというおそろしい習慣は、今すぐにやめましょう。
間食が大好き→間食は中性脂肪に
食事回数が少ないほうが太りやすい。ならば、間食すると回数が増えるから太らない…なんてことはありません。回数の多少は、あくまで同じエネルギーをとるのが前提。間食の分を食事から差し引いて食べれば別ですが、実際には3食プラス間食をとっているはず。
つまり、間食をしている人のほとんどは摂取エネルギーをオーバーしています。間食は栄養的にも食事の代わりにはなりにくいのです。
毎晩お酒を飲む→飲んだ代償は突き出たおなか
帰宅前に1杯やるのが何よりの楽しみとばかりに、毎晩お酒を飲んでいる人。あなたも摂取エネルギーのオーバーです。ストレス解消に多少は役立っているかもしれませんが、そのうちお腹に中性脂肪がたっぷりついてくることでしょう。
血液中の中性脂肪値も高くなりがちです。お酒たっぷりに加えてつまみをたっぷり食べるとなると、最悪のパターンになります。禁酒、または節酒、週2日の休肝日のうち1つでも実行してください。
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