種類
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脂質の成分
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役割
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カイロミクロン
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中性脂肪が約80~ 9 0%、残る10% はコレステロールやリン脂質
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食事で摂取した脂肪から小腸で合成され、リンパ管を通して血液に入り、肝臓に運搬されリポたんぱくの合成材料となる。
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超比重リポたんぱく(VLDL)
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中性脂肪が55%と半分以上。コレステロールやリン脂質がそれぞれ20%
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食事でとった脂肪と糖質を材料に肝臓で合成される。血液によって全身に運搬され、中性脂肪が引き抜かれてエネルギーとして使われる。中性脂肪の分解、引き抜きが進むにつれてコレステロールが相対的に増えてIDLになり、さらにLDLに変化する。
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中間比重リボたんばく(IDL)
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中性脂肪が約40%、コレステロールが約35%
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VLDLの中性脂肪の分解、引き抜きがすすみコレステロールの含量が増えたもの。血液によってコレステロールが全身に運ばれ、細胞膜やホルモンの材料になる。余ったものは肝臓で再利用されるが血液中に増えると動脈硬化を促進するため「悪玉コレステロール」と呼ばれる。
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高比重リポたんぱく(HDL)
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リン脂質が約50%と多くなる。コレステロールが約30% 、中性脂肪が約3%
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血液によって全身に運ばれ、細胞や血管壁の余分なコレステロールを回収して肝臓にもどす。そのため、「善玉コレステロール」と呼ばれている
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悪玉(LDL)と善玉(HDL)についてはこちら。
コメント
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