ストレスで乱れた自律神経は音楽で整えてガン予防

落ち込んだらスローテンポ、イライラするならロックが有効

医者から見放された末期ガンの患者さんに残るのは、不安と恐怖です。悪いほうへと循環するのを断ち切って、生きる希望につなげるのに最もいいのは音楽です。
音楽療法などを用い、ガンを治す指導をしている「音楽療法」の効果は音楽によってガンと仲良くなれたときに誰もが持っている自然治癒力がパワーを発揮し、ガンの増殖が止まったり縮小したりするという。
ストレスで乱れた自律神経のバランスを撃見、自然治癒力を向上させてくれるのは、「1/fゆらぎ」(音楽用語。ゆらぎとは不規則性を含む波動の変化をいうもの。「1/fゆらぎ」ゆらぎは人間が最も心地よく感じるもので、そよ風や小川のせせらぎもこれである。音楽もまた同じ。効果的な音楽療法プログラムは、第1段階(導入)、第2段階(調整)、第3段階(導出) に分かれ、その人の精神状態で聴く音楽は変わってくる。

気分が落ち込んでいるときはスローテンポの暗い曲調を。悲しみに沈んでいる人に元気を出せ! と励ますと、逆に落ち込みますが、あれと同じで、これを『同質の原理』といいます。
イライラ時にはリズムがはっきりとしたロックやタンゴといった激しい曲。無気力なときはスローテンポで短調の曲。これを導入で3~6 分聴いたら、次は調整段階の音楽を10分。「音楽療法が受けられる状態になってきたところで、心をバランスのとれた状態に持っていくために沈静音楽を聴いてもらいます」そして、導出の段階では、現実に戻すように流れるようなメロディーの標準テンポの音楽を、やはり10分間聴く。
これを終えると情緒の安定が得られます。3~6分、10分、10分。このパターンで1日1回音楽を聴いてもらうと、ガンの治療のみならず、ガンになりにくい身体を作ってくれます。
たとえば、ストレスが高じてイライラしているときは、クラシックならば、ショパン「マズルカ第5番」、チャイコフスキー「舟歌」、ショーソン「謡曲」、サン・サーンス「白鳥」ハイドン「交響曲」、ブラームス『弦楽6重奏曲第1番第2楽章』、ブラームス「弦楽6重奏曲第1番第4楽章」。
ただし、音楽がいいからといって好きな音楽ばかりを聴き続けるのは、治療でいえば対症療法になっても、決して根治療法にはならない。
こうした音楽CDは快眠用のCDで紹介されていることがあります。
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