ルテインを食品で摂取したらほぼ全員白内障の目のかすみが治まり視力も向上
ルテインという物質を、皆さんはご存じでしょうか。ルテインは、カロテノイドと呼ばれる植物色素成分の一種。ホウレンソウ、ブロッコリー、ケール、パセリなどの緑黄色野菜に多く含まれ、抗酸化作用(活性酸素の害を除去する働き)に優れた物質です。
ルテインは白内障にも有効だろうという仮説を立てました。白内障とは、目の水晶体という、カメラのレンズにあたる部分が白く濁り、凝固してしまう病気です。
ルテインが含まれた健康補助食品を約3ヶ月問、朝夕の1日2回、毎日飲んでもらうという試験です。その結果、試験前に比べて、視力は右目が平均約0.42、左目が平均0.46も向上。ほぼ全員が「かすみが消えた」「見えやすくなった」などと、自覚症状の改善を実感しています。なかには、視力が右目は0.4から0/9、左目は0.3から0.7に向上した例や、モヤがかかったような視界が鮮明になった例、糖尿病の合併症による白内障が軽快した例もありました。
また、手術の必要がなくなり、生活にもほとんど支障がないという人が多く見られました。特殊な機械で撮影した写真を見ていただければ、ルテインを摂取後、水晶体の濁りが大幅に改善された様子が一目でわかるはずです。
ここで、目の水晶体が白く濁る「白内障」について説明しておきましょう。水晶体は、目の瞳孔(ひとみ)の後ろにある、直径1c、ほどの凸レンズの形をした透明な器官です。外から入った光を屈折させ、網膜(眼球の最も奥にあって視神経が分布している膜)に像を結ばせる、レンズの働きをしています。ところが水晶体が白く濁ると、視界がかすむ、目の前がチラチラする、まぶしくなる、ものが二重・三重に見える、視力が低下する、などの症状が山川ます。これが白内障の主な症状です。放置して視力障害がひどくなると、失明してしまいます。白内障が起こる原因は、まだはっきりとはわかっていません。しかし、水晶体を作っているタンパク質が活性酸素の酸化作用によって劣化し、年齢とともに白く濁ることが最大原因と見られています。このほか、糖尿病が原因で起こる白内障もあります。
紫外線を目に浴びた状態でもルティンは目の細胞の酸化を防ぎ白内障を退ける
ルテインには、紫外線が日の細胞に届く前に遮る働きがあるといわれています。また、紫外線が目の細胞に達した場合でも、ルティンが身代わりになって酸化されることで、目の細胞の酸化を防いでくれるとも考えられています。
ルテインの詳しい効能、効果につてはこちら。
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