頭痛で最も多いのは肩こりやストレスによる「緊張型頭痛」

日頃の散歩や旅行などの気晴らしも高い効果をしめす

頭痛持ちの人が悩まされる慢性頭痛の中で最も多いのが、緊張型頭痛です。

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このタイプの頭痛になると、顔全体を鉢巻きで締めつけるような鈍い痛みがほぼ毎日続きます。緊張型頭痛の特徴は、肩や首の強いこりを伴うことが多いこと。
首を動かしたときに、フワッとしためまいを感じる人もいます。これは、頭部や首、肩の筋肉がこわばり、首を動かしたときに脳の動脈を一瞬、圧迫するためと考えられています。
さらに最近は、緊張型頭痛は筋肉の異常収縮(頭頸部ジストニア) が現れているためとする説が有力になっています。

こうした筋肉のこわばりや収縮を招く主原因は、ストレスです。例えば、デスクワークや家事などで、前かがみやうつむき加減の姿勢を長く続けていれば、頭部や首、肩の筋肉に負担がかかり緊張します。すると、筋肉の中の血流が悪くなって発痛物質(乳酸やピルビン酸など) が発生し、これが神経を刺激します。
そのため、初めは首や首のこりとして感じられ、しだいに頭部の痛みとなって現れると考えられているのです。

このような身体的ストレスに加え、人問問係などの精神的ストレスも見逃せません。
実際、肩や首のこりなどの症状を伴わない緊張型頭痛もあります。この場合、神的ストレスによって脳の中で痛み情報のキャッチボールが起こってしまい、その結果、痛みが生じると考えられます。また、身体的・滞神的ストレス以外で起こるタイプもあります。
日本と欧米では頭痛の分類が果ハなり、欧米では、時々、起こっていた片頭痛が加齢とともにひどくなり、ほぼ連日起こるようになったものを標準的な緊襲型頭痛として分類しています。

このタイプも緊張型頭痛と考える医師もいます。日本でいう、一般的な緊張型頭痛を改善するうえで有効なのは、原因となっているストレスを取り除くことです。身体的ストレスを解消するには、首を左右に倒すストレッチ(筋肉を伸ばす体操)や一首まわし、マッサージ、入浴などが効果的です。
精神的ストレスが深くかかわっている場合には、散歩や旅行・趣味などによって気分転換を図ることが大切です。もし、それでも頭痛が続く場合は、頭痛専門の医療機関(頭痛外来・神経内科・脳神経外科) で診療を受け、薬も処方してもらいましょう。
一般的な処方薬は、非ステロイド性消炎鎮痛剤や筋肉弛緩剤、循環改善薬など。。精神的ストレスが中心であれば心療内科や神経科で診療を受け、抗不安薬や抗ウツ薬などを処方してもらいます。