こめかみがズキンズキンと痛む場合は「片頭痛」で週末や季節の変わり目、発熱時に注意する

首筋、肩のこりも前兆である場合が多い

片頭痛は、頭の片側(右か左。あるいは両側で、右左の差あり) のこめかみのあたりが、脈拍に合わせてズキンズキンと痛むのが特徴。そうした発作が週末や季節の変わりめなどに月1〜2回、多い人で週1~2回起こります。

頭痛は女性に多く、片頭痛の患者さんの8潮は女性という研究もあります。これは女性ホルモンと密接な問係があると考えられています。片頭痛では、吐き気や嘔吐を伴うことがよくあります。大きい昔や光・振動にも敏感になり、そうした場所にいると痛みがひどくなります。片頭痛には、発作の前ぶれ症状が起こる場合があり、よく知られているのは閃輝暗点といって、日Hの前に星や光が現れ、チカチカする症状。
これは、脳の血管が収縮し、一時的に脳の血流量が減少することで起こります。生あくび、首すじや肩のこり、なんとなくわかる不定の予知感などが現れることもあります。

こりなどの場合、頭痛が始まる30分~2時間前から徐々にこってきて、最終的に頭痛が起こります。脈拍に合わせて痛むことでもわかるように、片頭痛は南部の血管が拡張し、そのまわりの神経を刺激することで起こります。
そのため、風邪を引いて発熱したときにも起こりやすくなります。

血管がなぜ拡張するのかはまだ明らかになっていませんが、次のような説が考えられます。脳の血管は常に収縮・拡張をくり返していますが、この調節をするのがセロトニンという神経伝達物質。セロトニンがなんらかの原因で大量に放出されると血管は収縮し、脳の血液量が減ります。しかし、セロトニンが出尽くすと今度はその反動で血管が急に拡張し、痛みが起こるのです。

さらに女性ホルモンのエストロゲンにも、セロトニンの放出を促す働きがあります。エストロゲンは月経のときに分泌が減るため、セロトニンも減って脳血管の拡張を助長(ある傾向をさらに著しくすること)します。そして、これらの現象は、三叉神経(脳幹から枝分かれし、顔面に分布している神経)に混在する自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配する神経) の末端から発病物質が放出され最終的にはセロトニンを減少させ、脳の血管が拡張して痛みが現れるというわけです。

片頭痛の日常的な対策としては、血管が拡張しやすい条件( ストレスからの急な解放、人込み、光の強い場所など)をさけましょう。そして頭痛が起こつたら、こめかみを指で押したり、氷で冷やしたりして安静にすること。それでも治らなければ、病院で消炎鎮痛剤や抗セロトニン作動薬(トリブタン製剤など)を処方してもらうのが効果的です。

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