運動療法を行う際の厳守事項

はじめる前に医師と相談する

高中性脂肪血症や肥満の治療や予防に欠かせない運動ですが、なかには運動をやってはいけない人もいるので注意してください。血圧や血糖がひじょうに高いとか、動脈硬化が進んでいて狭心症や心筋梗塞の発作を起こす可能性のある人、糖尿病の合併症がある程度進行している人は、運動は禁物です。運動を始める前には、医師と十分相談することが大切です。

体調が優れないときは中止する

また、運動を始める前に気になる症状があるときは、無理をせず運動は控えるようにします。たとえば、熱がある、血圧がいつもより20mmHG以上高い、睡眠不足のとき、二日酔いのとき、頭痛がする、胃腸の調子が悪い、食欲がなく体重が減ってきたなど。こうした症状があるのに、無理をして運動するとかえって健康を損ねます。運動中に、気持ち悪くなったり動惇や息切れがする、胸部に締めつけられるような痛みがある、足や腰などの関節が痛む、わき腹が痛むことなどがあれば、すみやかに運動を中止します。
もし運動後に、筋肉痛や関節痛が治まらない、胸部の痛みが強くなる、頭痛が激しくなる、脈拍が異常、血圧がなかなか元にもどらないときは医師の診察を受けてください。

大切なウォーミングアップとクールダウン

いきなり運動に入ると、足がつったり不整脈を起こすなど事故につながります。運動を開始する前に必ずウオーミングアップを行い、体を温め、筋肉などを十分にはぐします。運動後は、クールダウンをして筋肉の疲労を取り除き、血圧や心拍数を下げていきます。

早朝の運動は避ける

早朝や午前中は自律神経が不安定で、脈拍や血圧が動揺しがちです。心筋梗塞や狭心症もこの時間帯に起こりやすいとされています。
体の調子が安定する午後や、夕方から夕食後にかけて運動するようにしましょう。また、糖尿病の人で薬を飲んでいる人は低血糖を起こしやすくなるので、空腹時の運動は避けてください。

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