薬物治療が必要な場合も

食事、運動療法で効果がないとき

食事療法と運動療法を2~3ヶ月続けても効果がない場合は、薬物療法を取り入れます。その場合も、食事療法と運動療法は引き続き行うことになります。一般に、薬をいったん飲みはじめると一生飲み続けることが多いものです。副作用もまったくゼロではないので、まず生活改善がうまくやれているかの見通しと、その励行を再度試みましょう。それでも薬物療法を導入せざるを得ない場合は、どういう薬か、なぜ必要か、副作用はどうかなど、医師から十分に説明を受け、わからないことは遠慮せずに聞くことです。

体内での中性脂肪の合成を抑制

高中性脂肪血症の治療薬としては、体内での中性脂肪の合成を抑える、食事でとった脂質の吸収を抑える、VLDLの分解を促進して中性脂肪を下げる薬(ニコチン酸及びその誘導体製剤)があります。同時にコレステロール値を下げたり、H D L を増やす効果のある薬(クロフィブラート系製剤、ある種のHM GCoA還元酵素阻害剤) もあります。どの薬剤にするかは、脂質の数値や高コレステロール血症の有無、合併症などを考慮して決められます。

医師の指示に従う

高中性脂肪血症など高脂血症に使う薬はどれも比較的安全とされていますが、副作用がないわけではありません。特に腎臓や肝臓の悪い人は要注意です。飲み始めるときには、どのような副作用が出る可能性があるか、しっかり説明を受けておきましょう。
また、薬の飲み合わせによって強い副作用が現れたり、薬の効果が効かなくなる場合もあるので、ほかの医師から別の薬を処方されたときや市販薬を飲む場合は、主治医とよく相談してから飲み始めましょう。勝手に服用をやめたり、時間や量を守らなかったりすると、症状を悪化させる場合もあります。必ず医師の指示を守って服用してください。

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