たまねぎに血液浄化力は強力で夏に多発する血栓を防止し、脳梗塞やボケを遠ざける

夏は体が脱す気味になり、血液がべとつく

少し前までは、夏の間は、エアコンの温度は28度が適温と言われていましたが、最近の適温は26度に下がったようです。朝、9時を過ぎるとすでに30度を超える地域もあり、温度や湿度の管理がとても難しくなっています。いわゆる猛暑が続いています。

不足に陥った結果、意識障害や呼吸困難などを起こす病気ですが同じく体の水分不足が引き金になる怖い病気として夏は脳梗塞にも注意する必要があります。特に高齢者は、家の中では熱中症にならないと思っている人が多いのですが、熱中症の8割程度は屋内で起きています。

ただでさえ、運動不足の現代人は、血中脂肪が増えて血液の粘りけも強くなりがちです。夏は、そこに体の水分不足が加わり、なんらかの原因で血管壁に傷ができると、その部分に血液中の血小板が付着して、止血のために固まります。血液がドロドロになり、血栓(血液の塊) の生じる危険も高まるのです。そして、、血栓が脳の血管につまれば脳梗塞を招き、血流が途絶えれば脳血管性の認知症(ボケ) や半身マヒ、失語症などの後遺症も引き起こしかねません。

熱中症や脳梗塞を予防するには、日ごろからこまめな水分補給を心がけることが大切ですが、血液をサラサラにして血栓も防ぐもうひとつの対策としてたまねぎが非常に有効です。

脂肪の多い食事にはたまねぎを加える

なんらかの原因で血管壁に傷ができると、その部分に血液中の血小板が付着して、止血のために固まります。

このとき、血液の凝固作用謂(血液を固める働き)と線溶作用(血液をサラサラにする働き)がバランスよく働けば、血小板が必要以上に固まって血栓を作ることはありません。しかし、血液がドロドロになりがちな夏は、線溶作用がうまく働かずに血栓が生じやすくなるのです。

この血栓の発生を防ぐのにタマネギが役立つことは、海外の研究でも実証されています。タマネギの抗血栓作用を調べた研究で有名なのは、インドのメフロトラ博士が行った試験です。

試験には40人が参加し、絶食後に100グラムの脂肪を含む高脂肪食を摂ってもらいました。

そして、食前と、食事の2時間後・4時間後にそれぞれ血液検査をした結果、高脂肪食をとったあとは血液の凝固時間が早くなり、血液の線溶作用も低下したことが確認されました。

次に、同じ対象者に高脂肪食のほかにタマネギのフライ60グラムを食べてもらい、血液検査を行いました。すると、血液の凝固時間と線溶作用は食前に検査した数値とほぼ同じでした。

つまり、タマネギをとらなかった場合は、高脂肪食の影響で血液が固まりやすくなつた一方、タマネギをとつた場合は血液がドロドロにならず、血栓も生じにくくなっていたのです。

血液さらさら効果はほとんどの人にあらわれた

タマネギの抗血栓作用については、実際の実験を紹介します。

対象者は男性4人、女性4人の計11人で、全員に脳血栓や狭心症、動脈硬化などの血流障害がありました。この11人に濃縮たまねぎのサプリ(生たまねぎ40グラム相当量)を毎日摂ってもらい、試験開始前・2ヶ月後・4ヶ月後(場合によって6ヶ月後に血液検査を行って、次の項目を調べました。

  1. プロトロンビン時間
  2. フィブリノーゲン
  3. プラスミノーゲン
  4. リボプロテインa

1と2は血液の凝固に関係するもので1の時間が延びて2が減るほど、血液は固まりにくいことを示します。3と4は線溶作用を表し、3が増えたり4が減ったりするほど、血液がサラサラで血栓ができにくくなります。

結果は、1は9人が正常または延長、2人はほぼ不変、2は10人が減少し、タマネギをとったことで血液が固まりにくくなったことがわかりました。

3は7人が減少、1人は不変、3人はやや増加しましたが、平均すれば正常値の範囲でした。そして、4は4人が減少、4人が不変で、全体的に血流がよくなっていたのです。

これらの試験結果から、タマネギを常食すれば、血液の凝固作用と線溶作用の両面から血栓が生じにくくなることがわかりlました。

タマネギのこうした抗血栓作用は、サイタロアリインというタマネギ特有のイオウ化合物(含硫有機化食物)が生み出すのだと考えられています。また、血小板の凝固を抑える働きは、アデノシンやイソソアリシンという物質によるものと発表されています。

そして、血液をサラサラにして血栓を防ぐには、これまでの研究から考えると1日に40~50グラムが目安になり、これはタマネギ4分の1個になります。

濃縮たまねぎの口コミ、使用感、効能・効果一覧

ドロドロの濃い血液を薄めてインスリンが正常に働くようにする

水の働きで濃い血液を薄めると、糖尿病疾患者にとって不可欠なインスリンのバランスが次第に整う

生活習慣病予防と水の関係には非常に深い関係性があります。

生活習慣病というとすぐに思いつくのは、高血圧、脂質異常症、糖尿病ですが、
「糖尿病」は、血糖値が高い状態が続く病気です。

ある程度進行しないと自覚症状が現れないため、早期のうちは糖尿病に気づかない人もたくさんもいます。また、治療の段階に入っても特に痛みなどは生じないので放置してしまう人もいて合併症がでた頃に再度、病院を訪れても手遅れの状態になっているケースが多いのです。

ブドウ糖濃度が上がり、高血糖状態になるのは体内のインスリンという物質の作用が低下したことが原因です。食物は胃で消化され、小腸を通り、血管から吸収され血糖となります。この血糖に的確に反応し、細胞内に取り組んで有効利用しようとするホルモンがインスリンです。

大事なインスリンの働きが鈍くなると糖尿病が起こりやすくなります。

遺伝子的な要因を別にして、食生活や生活習慣によってインスリンが酷使され、本来の仕事が十分にできなくなる可能性として、血液濃度が濃くなっている(いわゆる血液のドロドロ)状態になっています。

カロリーゼロのプレーンの水を十分に補給する

それを解消するためにまず、手軽な方法として水を飲むということが非常に有効になります。糖尿病の症状のひとつに、喉が渇きやすく、水を頻繁に飲むという行為があるのは体の防衛反応でもあるのです。
この場合、水を飲んでいいのですが、もちろんミネラルウォーターや水道水でいいのですが、条件は、ノンカロリーであることがとても大切なポイントです。

つまり、ジュースや炭酸飲料水などはNGです。「糖尿病予防を考え、血液をサラサラに保つために水分を摂るのであれば、ノンカロリーであるプレーン水を選ぶのがベストです。

さらに水分を補給する際、体に吸収されやすいからとか、汗をたくさんかいたからなどの理由で電解質を含んだスポーツドリンク系のものを飲むのは、糖尿病、あるいはそのおそれのある人(予備軍)にとっては危険です。

電解質などが含まれたドリンクには糖分も含まれています。そのため体の中で食事同様にインスリンが働かなければいけない状態が起きます。ごくたまにスポーツドリンクを飲む場合には問題ないかもしれませんが、それが習慣になった場合には、インスリン抵抗性に陥り、糖尿病を促進させてしまう可能性もあるのです。

インスリン抵抗性というのは、体内にインスリンがそれなりにあったとしても、それを上回る過度な食事や糖分を含んだ飲料水の摂取によってインスリンが機能しにくい状態になることです。また、運動不足によってもインスリン抵抗性を引き起こします。インスリン抵抗性に陥ると、高血糖状態が生じ、糖尿病になる可能性があるのです。

また、血糖が高い体は、血糖値が170 mg/dlを超えた段階で、腎臓がそれ以上の糖は不要だという判断を下し、排出します。これが尿糖になるのですが、体本来の水も取り込んでしまいます。そのために糖尿病の人は多尿になり、健康な人よりも水分が外に排出されやすい状態となるわけです。ですから、血液が濃くなる可能性も高く、水分補給をマメにして、血液をサラサラに保つことは予防法としてとても有効な方法なのです。

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ペースメーカー

体内に植え込み、電気刺激を与えて正常な拍動を維持する装置

心臓の拍動と不整脈

心臓は、一定のリズムで収縮と拡張を繰り返し、血液を全身に送り出しています。
心臓が収縮・拡張する動きを「拍動」といいます。
拍動は、心臓が自らつくり出す「電気刺激」によって生み出されます。電気刺激に異常が生じ、拍動のリズムが乱れるのが「不整脈」です。不整脈には、正常な拍動に比べ、遅くなるものと、速くなるものがあります。

従来のペースメーカー

ペースメーカー」とは、人工的に電気刺激を心臓に与え、正常なリズムで拍動を起こさせる治療機器です。電気刺激を生み出す機器を一般的には胸部に植え込み、電線を通して電気刺激を与え、正常な心臓機能を確保するものです。
これまでのペースメーカーは、拍動が遅くなるタイプの不整脈にのみ有効でした。ところが、この10年ほどの間に研究が進み、多くの機能をもつ「多機能ペースメーカー」が開発されました。
その結果、拍動が速くなるタイプの不整脈や、心不全の治療にもペースメーカーが使われるようになり、効果を挙げています。

除細動器の機能を付加したり左心室に電極を国定する

植え込み型除細動器付きペースメーカー

「植え込み型除細動器付きペースメーカー」は、「除細動器」の機能と、ペースメーカーの機能の両方を併せもつペースメーカーです。
不整脈のなかでも、拍動が極端に速くなったり、心臓がけいれんを起こすものは、「突然死」につながることがあります。突然死を防ぐはこちら
除細動器は、このような発作を感知して、自動的に心臓に強い電気ショックを与えたり、心室に電流の刺激を与え、再び心臓を動かすものです。
電気ショックなどで一時的に遅くなったりした拍動は、除柵動器の次にペースメーカーが作動して、正常なリズムに戻します。海外での調査では、植え込み型除細動器付きペースメーカーによる治療は、薬物療法に比較して、死亡率が減少したという報告もあります。
なお、問題点として、本体の大きさと電池の寿命が挙げられます。除柵動器は、多くの電力を消費するため、電池の入った本体はある程度の大きさが必要です。
また、通常のペースメーカーの電池が5〜10年もつのに対し、植え込み型除細動器付きペースメーカーは、発作の頻度が高い場合は5年以下となります。

両心室ペースメーカー

通常のペースメーカーは、電極を「右心房」と「右心室」に固定します。これに対し、両心室ペースメーカーは、この2か所のほか、「左心室」にも電極を固定します。左心室は、強い収縮が起こるなど、動きの大きな部位なので、左心室に直接電極を入れるのは不可能と考えられていました。

ところが、「冠状静脈洞」という血管に電線を通し、左心室の外側に電極を固定する技術が開発され、左心室にも電気刺激を加えて動きをコントロールできるようになりました。
この両心室ペースメーカーは、「重症心不全」の治療に有効です。心不全とは、何らかの原因で心臓の左右の心室の収縮が不十分となり、ポンプとしての機能が低下し、血液を十分に送り出せなくなった状態のことです。

重症心不全は、心不全のなかでも、血液を送り出す機能が著しく低下し、1回の収縮で送り出す血液の量が、通常の約35%以下の場合を指します。このような重症心不全に両心室ペースメーカーを使うと、電気刺激が左右の心室に同時に加わり、拍動が起こって送り出される血液の量が増加します。特に、左右の心室の動きにずれがある場合には、ずれがなくなり、左右の心室の収縮が同時に起こり、正常なリズムで拍動が起こるようになります。
これを「心臓再同期療法」といいます。重症心不全のこれまでの治療法としては、薬物療法と心臓移植が挙げられますが、どちらも限界がありました。しかし、両心室ペースメーカーによる治療の有効性が認められ、今年4月から健康保険が適用されるようになりました。なお、まだ新しい治療法のため、実施している医療機関の数は全国で約畑施設と限られています。

日常生活の注意

外部からの電磁波の影響で誤作動を起こすことも

ペースメーカーは、作動の設定を体外から電磁波を使って行います。そのため、外部から強い電磁波や磁力の影響を受けると、誤作動を起こしたり、設定が変わってしまう可能性があります。次のようなものには注意が必要です。

  • 携帯電話
  • IH調理器具や電子レンジ
  • 盗難防止装置
  • 金属探知機

シイタケ菌糸体の発酵食品「LEM」

血流不足が起きるのが脳梗塞の危険信号

生活習慣病の改善には、通院や投薬だけでなく、食生活や運動など本人の努力が非常に重要です。特に食事は重要で、ふだんから何をどう食べるかで健康か否かが決まるといってもいいでしょう。最近は、機能性食品に関する研究が進み、その効果に期待が高まっています。

また、カレーが心筋梗塞の予防になるなど心臓に特化した食べ物の効能なども確認されています。

こうしたなか、注目されているのが、シイタケ菌糸体を利用した醗酵食品「LEM」です。食用のシイタケは、コナラやクヌギを原木にして栽培されます。原木が培地で、培地に絹糸状の細胞「菌糸体」を植菌して、培地にシイタケの笠(子実体)が生えます。

LEMは、シイタケの菌糸体と培地の消化物から抽出されます。その培地は木ではなく、サトウキビの繊維性成分(バガス)と米ぬかを主体とした固形培地です。シイタケ菌糸体には、100種類以上の酵素が含まれており、これらの酵素が、培地や菌糸体自身に働きかけ、さまざまな体によい物質を作り出します。これらの物質を温水で抽出したものがLEMで、シイタケの笠から抽出されたシイタケエキスとは、全く異なるものです。

このLEMが脳梗塞の予防改善に役立つことが、明らかになりました。「LEMが免疫の働きを強化して抗ガン作用を発揮することは、1971年に確認されています。
ここ最近は、生活習慣病におけるLEM の効果をテーマに研究をすすめています。

LEMに活性酸素を抑制する働き(抗酸化作用)があることがわかりました。日ごろからLEMのような抗酸化食品を摂取しておくと、脳梗塞による障害の悪化を軽減する効果があります。脳梗塞は、動脈硬化や血栓などが原因で脳の血管が詰まり、脳組織に血液が流れなくなる病気です。

この脳梗塞の前兆として、一時的に血流が止まる「一過性脳虚血発作」の認められることがあります。一過性脳虚血発作では、足がもつれる、手足がしびれる、ろれつが回らない、手にしたものを落とすなどの軽い症状を伴いますが、一時的で、多くの場合、気づかれずに症状が治まってしまいます。

しかし、一時的に血管が詰まり、その後、血液が再び流れ出すと、症状は回復するものの、この際に毒性の強い活性酸素が大量に発生して、脳の海馬と呼ばれる部位の神経細胞を死滅させるのです。認知症も、こうした障害の蓄積が発症の一因と考えられています。

シーキンドリンクは、食品素材を使用し人工培地に純粋培養した、シイタケの菌糸体培養物から得られる抽出エキスを液化した健康ドリンクです。
シイタケ菌糸体抽出物は、厳しい品質管理のもとに製造されています。
又、添加物等は一切含まれておりませんので、安心してお召し上がりいただけます。


血圧や血糖値が下がる

LEMには一過性脳虚血発作後に発生する活性酸素をおさえて、海馬の神経細胞を守る働きがあることが確認されています。LEMには強力な抗酸化力を持つポリフェノールが含まれています。ポリフェノールの中には、脳梗塞の改善や肝硬変に効果を示すシリンガ酸、バニリン酸などもあり、これらは、通常のシイタケを食べてもほとんど得ることはできません。

抗酸化力というと、ビタミンCビタミンEがよく知られています。LEMの抗酸化力は、ビタミンEと比べても遜色ありません。むしろ、LEMは水溶性ですから、脂溶性のビタミンEに比べて、吸収が容易といえます。また、LEMには抗酸化力以外にもさまざまな作用があります。

LEMで高血圧や高血糖も改善することがわかってきました。実際、高血圧症や糖尿病の人がLEMを継続して摂取すると、検査値の下がる傾向が見られます。ところで、機能性食品は安全性も大切です。LEMは、長年利用されており、機能性食品としても安全性の高いことが証明されているので、安心してとることができる食品といえるでしょう。

しびれ

長い時間正座をしたら、足がしびれてしまったということは誰にも経験があるはずです。しかし、外的圧迫などを加えなくても長く続くしびれは、病気が原因の場合もあるため、しっかり病院での受診が必要です。

神経や血管が原因

「しびれ」とは、感覚の異常によって起こり、「何もしていないのにジンジンする」というような不快な症状を指します。長時間の正座で生じる足のしびれは病気ではありませんが、最も代表的なしびれといえます
体には、「痛覚、触覚、温覚、冷覚、位置感覚」などの感覚があります。皮膚や筋肉が刺激を受けると、その刺激情報が末梢神経を通って、脊髄に伝わり、さらに脳へと伝えられます。

皮膚や筋肉で生じた「痛い、熱い」などのさまざまな刺激を感じ取っています。しびれは、刺激が伝わる経路である「末梢神経」「脊髄」「脳」のどこかが障害されて生じます。
この障害によって異常な刺激が脳に送られ、しびれを感じるのです。また、血管の一部が何らかの原因で障害され、血行が悪くなると、障害された部分より先の部分にしびれが起こります。しびれの原因は次の4つに分類できます。

1.末梢神経障害

末梢神経に何らかの障害が起きて、しびれが生じます。単一の神経が障害され、その神経が支配する部分だけがしびれる場合と、複数の神経が同時に障害されて、多発的にしびれが生じる場合があります。

  • 単一の神経障害によるしびれ
    原因と代表的な病気には、「手根管症候群」があります。手首には、骨と靭帯帯に囲まれすきまた「手根管」という狭い隙間があり、その際問を血管や神経が通っています。この手根管がさらに狭くなり、神経が圧迫されると、手のしびれや、「手に力が人らない」という症状が現れたりします。
  • 多発的な神経障害によるしびれ
    原因には、「糖尿病」「尿毒症」「栄養障害」「膠原病」「有害物質による中毒」「帯状痕疹」などがあります。
    糖尿病では高血糖状態が続くことで、尿毒症では腎臓から排泄されるべき老廃物が血液中に増えることで、末梢神経などが障害されて、手足などがしびれます。
    栄養障害は、特にビタミンB群の不足が原因です。普通の食生活を送っていればまず起こりません。多くはアルコールのとり過ぎや、不規則な食生活によるものです。血管に炎症が起こるような膠原病で、手足などにしびれが起こることもあります。
    また、体内に入った有害物質によって、末梢神経が障害されることもあります。帯状癌疹では、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスの活性化が原因で、神経に沿って水痘ができます。痛みやしびれを伴いますが、神経が損傷されると、治癒後も痛みやしびれが残ることがあります。

2.脊椎・脊髄の病気

「頚椎症」「頚椎椎間板ヘルニア」などの頚椎(首の骨)の病気や、「腰椎症」「腰椎椎間板ヘルニア」などの腰椎(腰の骨)の病気でしびれが起こることがあります。頚椎や腰椎は脊椎(背骨)の一部で、「椎骨」という小さな骨が積み重なってできてます。脊椎には脊髄などの神経が通り、椎骨と椎骨の間には「椎間板」があります。頚椎症や腰椎症は椎骨が変形して神経が刺激される病気で、中高年に多いのが特徴です。

椎間板ヘルニアは椎間板が何らかの原因で飛び出し、神経を圧迫します。頚椎が原因の場合は、主に片側の首から手指にかけて、腰椎が原因の場合は、主に片側の腰から脚の裏側にかけてしびれが起きます。そのほかに、「脊椎腫瘍」や「多発性硬化症」もしびれの原因になります。脊椎腫瘍はまれな病気ですが、徐々に症状が悪化していきます。多発性硬化症は脊髄などの神経細胞が障害されて、神経間の情報伝達がうまくいかなくなる病気です。よくなったり悪くなったりを繰り返し、腹部、手足などいろいろな部位に症状が現れます。

3.脳の病気

脳の血管が破れる「脳出血」や、脳の血管が詰まる「脳梗塞」では、体の片側に突然しびれが起こることがあります。「脳腫瘍」や、脳の細胞が変性していく「変性性脳疾患」では、徐々に症状が重くなるのが特徴です。脳の障害された部分により、しびれ以外の症状を伴うこともあります。

4.血行障害

「バージャー病」や「閉塞性動脈硬化症」など、血行障害を起こす病気もしびれの原因となります。冷えを伴うのが血行障害の特徴で、「動脈硬化」が主な原因です。バージャー病は、手足などの末梢の細い動脈が動脈硬化を起こす病気で、患者さんのほとんどはヘビースモーカーです。

閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化で血管が狭くなって起こる病気です。手足をはじめ、全身のどこにでも起こることがあります。レイノー症候群では、膠原病などが原因で、血管が収縮して血行が障害され、手足などにしびれが起こります。手や足が白くなり、冷えを伴ってしびれるのが特徴です。
なお、正座によるしびれは、一時的に脚の血流が障害されたり、神経が圧迫されたりすることで起こります。

しびれだけでなく他の症状も伴う場合は注意

しびれは日常的によく経験する症状です。例えば、長時間にわたって正座を続けたときはもちろん、運動したあとで筋肉が疲れ、しびれたように感じることもあります。こうしたしびれは、少し時間が経過すれば自然と消えてしまうものですから、特に心配する必要はありません。気をつけなければならないのは、しばらく様子を見てもよくならず、しびれがどんどんひどくなったり、しびれに伴ってほかの症状が現れてきたりする場合です。このような場合には、何らかの病気が原因でしびれが起きていると考えなければなりません。症状に応じて神経内科や整形外科などを受診する必要があります。

注意しなければいけない症状

  • 半身麻痺や言語障害
    突然体の片側にしびれが起こり、「力が入らない、動かしにくい」などの「麻痺」が現れたり、言語障害を伴っていたりする場合には、脳出血や脳梗塞を考える必要があります。ほうっておくと、重い後遺症などが残る可能性もあるため、できるだけ早く神経内科や脳神経外科を受診しなければいけません。同じような症状が徐々に現れた場合は、脳腫瘍などの脳の病気の可能性があります。
  • しびれる部位が冷たい、歩行障害がある
    血行障害が起きている可能性があります。脚に血行障害が起こると、歩いていると脚がしびれて歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになるという症状も現れることがあります。また、間欠跛行は、脊椎・脊髄の痛気でも起こることもあります。
  • 首や腰の痛みを伴う
    首から肩や腕にかけてしびれがあり、首の痛みを伴う場合は、頚椎の病気が考えられます。同様に、腰から下肢にかけてしびれ、腰の痛みがある場合には、腰椎の病気が考えられます。
  • もともと糖尿病や慢性腎不全がある場合
    もともと糖尿病や慢性腎不全がある人にしびれが現れる場合、病気が悪化していることが考えられます。糖尿病の患者さんでは、合併症として「神経障害」が疑われます。初めは手足などがしびれるだけですが、進行すると痛さや熟さを感じなくなり、気づかないうちに「けがややけど」を負うことがあります。慢性腎不全の患者さんの場合は、尿毒症が起きている危険性があります。尿毒症であれば、検査で尿たんばくや血清尿素窒素(BUNなどが異常値を示します。しびれに伴い、何か気になる症状や病気がある場合は、早めに受診して原因を明らかにしておくことが大切です。

まずは病気の治療を。体を冷やさず食生活に気を付ける

らかの病気が原因になつてしびれが起きている場合には、まず原因となつている病気の治療が必要です。例えば、手根管症候群、椎間板ヘルニアなどでは、手術が行われることもあります。手術によって神経への圧迫が取り除かれれば、しびれは大きく改善されます。また、糖尿病が原因の場合には、血糖値をきちんとコントロールすることが、症状の悪化を防ぐのに有効です。

病気が原因の場合、しびれは長く続くことが多い症状です。専門的な治療に加え、日常生活でも次の点に注意すると、症状の改善につながります。冷えを伴う場合は、血行をよくすることが大切です。体を冷やさないようにしたり、適度な運動で、血行を改善します。内側から温めるなら金時しょうがもおすすめです。
食生活では、バランスのとれた食事を心がけ、ビタミン不足を防ぎます。治療でも、ビタミンB剤が使われることもあります。頚椎や腰椎の病気は、無理な姿勢や動作で起こったり、悪化したりします。中腰での作業や、首を後ろに反らす姿勢を長時間続ける、急に立ち上がるなど、脊椎に負担をかける姿勢や動作を避けることが大切です